秋らしくなってきました。
日差しがきつい日でも、
風はとても爽やかですね。
コーディネートが
難しくも楽しいこの季節。
しっかりと楽しんで過ごしたいところです。
ところで、
最近の出来事。
島崎順子さんの美UP塾に行ってきました。
今回は、諸事情で
名古屋で施術してもらい
大阪には1日だけ顔を出しに行きました。
名古屋は
初めてお会いする方がいたのですが
あんまりお話する時間がなくて
ちょっと残念。
もう少し時間があったら
良かったんですけどね。
大阪は、顔を知っている方ばかりで
いろいろお話しできて
楽しかったです。
で、この時
美UP塾へ行く前に
お店に寄ってきました。
実は、
オーダースーツのお店に
行ってきたんですね。
今日のメインは、そのときのお話です。
とりあえず、その日のコーデ
スーツを作る時は、
例えばいつも着ているのを
着て行ったりすると
そこから少しこうして、
とか話がしやすいとか、
靴はスーツの時のにすると
それにパンツの丈を合わせてくれるとか
そんなこともあって、
こんな感じのコーデでおでかけです。
ストールが無いと、
本当にシンプルな
ブラウスとパンツ。
ローヒールのパンプスを合わせて。
まあでも、
こんなコーデでもそれなりに
女子に見えるようになったことは
嬉しいことのように思います。
私は、仕事では
毎日スーツを着るということは
ないのですが、
出張や外での会合があると
着なければならない日があります。
私が持ってるのは、
もう○年も前のもので
大きめのサイズが
流行りの頃だったからか余計に
今の身体に合った、という感じでは
全くなくなってしまっています。
それでも、
性別違和を自覚し始め
メンズの高いスーツを新調する気にもならず
さらにクールビズで
夏はパンツとシャツでも良くなったこともあり
なんとなくズルズル
買わずにここまで来ました。
しかしながら、
周りからも
さすがにそろそろ買い換えたら?
って言われたのもあり、
今回スーツを
買いに行くことになったわけです。
で、スーツを買うにあたって、
いろいろ考えました。
無難に、
メンズの細身のスーツでも買うか?
いやいや、せっかくだから、
レディースのスーツを買っちゃうのか。
友達の中には、
B面でも普通にレディースのスーツで
仕事をしている方もいて
それも悪くないのかなぁ、って思ったり。
でも、わたしは
やっぱり周りからの視線も
ちょっと気になります。
わたしの場合、
外見も少し問題があるので、
あからさまに
レディースです!っていうものは
カミングアウトするようなものですので
さすがに着る勇気はありません。
でも、、せっかくだから
レディースっぽいスーツがいいなぁ、と。
で、思いついたのが、
オーダースーツです。
調べてみると、
意外と安いものもあります。
普通にお店で買うのと
同じくらいの値段のものもあったり。
さらに、メンズライクな
レディーススーツは
結構人気のようで、
これはお店にもよりますが、
例えば丈を長くして
あまり体のラインが出ないように
ウエストの絞りを緩めたり、
さらには、ボタンの向きを
男性と同じ右前にしてもらったりも
できるみたい。
これならいいんじゃない?
次に悩んだのは、
どこをメンズ仕様にして
そのほかをレディース仕様にするか、
ということ。
ひとつは、
メンズに似た形で作って
生地を女性らしい柔らかいもので
作ってもらうという方法。
もう一つは、
レディースっぽいラインで作るけど
生地やボタン、ポケットなどの仕様は
メンズのスーツに似せる、
という方法です。
前者は、形ではあまりわからないけど
着心地はきっとメンズとは違って
ソフトな雰囲気になるのかな?
これも悪くはないけど、
生地の選び方とか、
結構難しそうです。
で、結局
今回は後者を選択。
選んだお店は、
メンズとレディースで
同じ生地か選べて、
パンツのデザインなども変更可能。
さらに
ボタンの合わせを、メンズと同じ
右前に変更してくれることを
確認できたお店を選んで、
いざ、突撃です!
…とその前に。
お店に行くことを決めたものの
そこでどういう風に
自分が欲しいスーツのことを
説明すればいいのか?
ここが一つ悩んだポイントでした。
もっと高級なテーラーさんで
完全予約制で
1人ずつ対応してくれるような
お店だったらいいんですけど
1着10万円のスーツなんて
とても買えませんからね。
それでも自分の希望は伝えたい。
そうでないと、
納得できるものは
出来ないと思ったからです。
いろいろ考えて、
やっぱり一番スムースにいくのは
カミングアウトして、
B面でスーツを着なければいけないけど
いかにもメンズってのは着たくないので
メンズの細身のスーツに似た感じの
レディースのスーツを作って欲しい、
と頼むことだと思いました。
でも、そんなこと
できるかなぁ。
それに、採寸の際に
だいたい男性か女性かは
ラインが違うからわかるって言います。
隠しても一緒なのかな?
そんなことを悩みながら、
ちょっと気が重い感じで
当日はお店へ向かったのでした。
当日のために、
ネットを徘徊して
こんな感じ、って言いやすいように
写真を集めてみました。
ちなみにこれは、
ニッ○ンの
長身向けのレディーススーツです。
なかなかいいでしょう⁉︎
で、気がつけば
お店の前。
久しぶりの緊張感に
心臓をギュッと掴まれた感じ。
どうしよう…。
中に入ると、
ちょっとベテランの店員さんが
いらっしゃいませ!
と応対してくれました。
一応予約をしてたので、
では早速、とスーツの説明から。
生地の説明を受けて、
選んだら、
次はいろんなデザインの選択。
女性の方はこういうのをよく選びますね!
なんて言われながら、
いやいや、
あまり目立たないようにしないと!
と自制しつつ。
基本的にスタンダードなデザインで
まとめました。
…っと、
ここまで、全く普通のレディース対応。
バレてないってことでいいのかなぁ。
でもどうしよう、
このままだと普通の
レディーススーツが、
できちゃうだけになるかも。
でもこのお店は
高級でではありませんから、
他にもお客さんが何人か
ウロウロしていて、
こっそり話すタイミングも
あまりありません。
そうこうしているうちに、
採寸と試着タイム。
採寸をして、
試着をしてみてそこから
少し大きくするとか小さくするとかで
形を決めていくんですね。
男性の店員さんだったので
気遣って頂きながら
採寸してもらいます。
で、まずはパンツから。
ここはすこし
メンズと雰囲気を変えたいところ。
パンツは
メンズだと基本はストレート。
足の太さに合わせて
すこし細くなるのが標準ですが、
ストレートだと無難すぎるので
少しだけフレアっぽく。
この日履いて行ったパンツも
普段も使っている
ブーツカットのパンツでしたが、
店員さんには
「この裾、結構広がってますよね」
と言われて、
それよりはストレートに近く
しておきます、とのこと。
パンツはこれで、無難ながらも
スタイルが良く見えそうな
ラインになるかな?
次はジャケットです。
1枚目はタイトで、
これはちょっときつい感じかな?
あまりタイトだと、
オトコとして着るには抵抗ありますよね。
じゃあ、これはどうでしょう?
って
持って来てくれたのは
肩幅から袖丈まで
かなりジャストフィット。
店員さんには、
「これでほとんど補正はいらないような感じですね!」
なんて言ってもらって。
綺麗な体のラインも出てるし、
これ、いい感じだなぁ。
このまま着て帰りたいぐらい。
実は、ちょっとこの辺から、
これをB面で着るってことを
忘れかけてて、
この時の見た目に合っているかで
決めちゃっていた気がして、
後でちょっと心配になりました。
そんなタイミングで、
店員さんから
ジャケットの丈を長くすることを
提案されました。
そうそう、
お尻が隠れる長さにしたいんだった。
と思い出して、
長いジャケットを羽織ります。
半分以上は隠れてるので
これぐらいならOKかな?
メンズでも
半分ぐらい出てるのは
最近はありますからね。
という感じて、とりあえず終了。
「じゃあ、お会計して終了ですね〜!」
って、
ここで黙って帰ったら
本当に普通の、ちょっと地味目な
レディーススーツが
できただけになっちゃう(>_<)
慌てて、
「ジャケットのボタンの合わせを
男性と同じ向きにしてもらえますか。」
ってお願いしました。
一瞬、えっ?という顔をされましたが
以前お客様センターに
メールで問い合わせたら、
出来ます、との回答でしたと
お伝えすると、
じゃあ大丈夫でしょう、とのこと。
こういう要望は
初めてだったみたいで
ちょっとびっくりしたみたいです。
一応他はそのままでいいか
聞かれましたけど、
他はレディースの仕様でお願いします、
とお伝えしました。
というわけで、
なんとか無事終了!
1時間ぐらいかかったかなぁ。
1ヶ月ぐらいで出来ますよ、って
言われてお願いしまーす、
ということで
お店を後にしたのでした。
…気がつけば、
カミングアウトする機会もなく
終わっちゃいましたね。
でも、
結果として
レディーススーツをメンズライクに
仕上げることができました。
出来上がりは
とっても楽しみ!
帰ったあとで気になったのは、
ジャケットが、B面で着るとしたら
タイト過ぎなかったな、というのと
ジャケットの丈が短くないか?
ということ。
A面ではジャストサイズだったけど、
そうでないときにどうなるか、は
実際に着てみないと
わからないですからね。
いい感じのミックス感の
スーツが出来てたらいいなぁ。
そうしたら、
出張の時には、どちらの格好の時でも
着ることができるでしょうから
便利かもしれませんね。
というわけで、
かなりの長編レポートとなりましたが
2重生活をしている、
わたしと同じ境遇の皆様の
参考になれば幸いです。