こんにちはウインク


今日は月曜日ですが、会社内のボイラー検査でお休みです。

20日はその分出社だけどね〜あせる

仕事の方はまだ慣れませんが、少しずつできるようになっていけばいいなって思いますにやり


さて、久しぶりにこの空〜書いてみようかな。

週末の筋肉祭りの記事は無事に予約投稿できてるので余裕ですウインク

相変わらず下手っぴですけどね。


凛と幸太が上手くいけばいいけど、まだまだカップルになるには時間がかかるかなぁ…

それでは行ってみよう。





始業のチャイムギリギリに私達は教室に入った。


幸太は…来てる。

目の端にそれを確認するのが精一杯で、どんな表情かを見れなかった。


どうしよう…どんな顔したらいい?


頭を抱えていると、直哉から手紙が回ってきた。

開けてみるとこう書いてあった。


「凛、幸太から聞いたぞ。

昨日ヤバかったらしいじゃん。

幸太がさ、凛に嫌われたかもって凹んでるから話しかけてやって〜」


えぇ…

嫌われたなんて思ってんの?

アホかアイツは。


嫌う訳ないっつーの。


「ふぅ…仕方ないな。」


軽くため息をつくと、さっきまでの気まずさがどこかに飛んでいった。

結局、幸太がアホなのにも救われてるんだ。

そんな所も…好きなんだなって思った。



授業が終わり、直哉の報告通り凹んだ様子の幸太に声をかけた。


「幸太〜

昨日は急に帰っちゃってゴメンね。

具合はもういいの?」


敢えてにこやかに、にこやかに…

恥ずかしさを抑えてなんとか話しかけると、振り向いた幸太が心底安心した顔で応えてくれた。


「りん…

きっ、昨日は…来てくれて、サンキューなっ

もう熱も下がったし…だいじょぶっ」


「ちょっ、幸太、

全然大丈夫そうじゃないんだけど⁈」


明らかに挙動が怪しくて、私以上に幸太の方が色々と思い悩んだ様子が伺えた。

ホントに嫌われたって悩んでたんだ…

なんか可愛い。


アホが過ぎると可愛いって思うの、私も大概だよね。


「ふふっ、幸太おっかし〜 はははっ」

思わず笑いだすと、幸太は真っ赤になって呟いた。


「っなんだよぉ。

俺…おまえに嫌われたかなって心配してたんだぞ。

口きいてくんないかと思ってさ…」


「ん〜な訳ないって‼︎

それよりさ、昨日漫画借り忘れたわ。

また今度持ってきて欲しいな。」


「あ…昨日読みたがってたヤツ、持ってきたから借りてって」


「やったぁぁぁ〜♪後で読もうっと。

ありがと、幸太。」


しどろもどろになって喋る幸太を見てたら、色々悩んでた自分がバカらしくなった。

そうだよね、悩んだって仕方ない。

今はこんな間柄で充分なのかも知れないな…



昼休みになると、花絵に引っ張られて学食の隅っこで質問責めにされた。


「ちょっと凛、幸太と話してみてどうだったの?

気になったけど教室じゃ聞きにくいしさぁ。

ここでならどんな話もオッケーじゃん?

みんなの声に紛れるしさぁ。


さ、ドーンと話して‼︎」


「ドーンとって…

まあ、最初は気まずかったんだけどね、幸太が私以上に動揺してたみたいで、気にしてる私がバカみたいだなって思った。


幸太バカだよね、そんな所もいいなって改めて思ったよ。」


「そっか。

幸太のアホな所が救いになる事ってあるよね。」


「そう?

美緒ってば甘すぎ〜

アホな男ってどうなの?こっちが苦労するじゃん。

やっぱさあ、男子はしっかりしたスマートな方が好みだなぁ〜」


「そう?

花絵がシビアすぎない⁈

男子って大抵アホじゃん?

女子はそれを許せる器が求められる気がするけどなぁ…」


「まあ、凛の言う事はわかるな。

理想としては男の子にリードしてほしいって思うけどね、難しいかも…」


「えぇぇ、美緒までそんなコト言うの⁈


ヤダヤダヤダ、私は絶対リードしてくれる男の子ゲットする〜‼︎」


「花絵には悠真がいるじゃん。

悠真のこと嫌いじゃないんでしょ?」


「え〜悠真ぁ?

嫌いじゃないけど、ずっと一緒に居るしなぁ…

今更感?

リードしてくれるタイプでもないじゃん⁈」


「そうかもだけど…

直哉も言ってたよ、悠真は見た目よりずっと頼りがいがあるって」


「うわ出たノロケ〜‼︎

美緒ってばナチュラルにノロケてくんじゃん。

直哉は優しいし、美緒のこと大事にしてくれそうで嬉しいけど、悠真の事は買い被りすぎじゃない⁈」


「花絵こそ、悠真のことちゃんと見てあげたら?

悠真って花絵命‼︎だもんね。

愛された方が幸せって言うよ。」


「そおかなぁ。

悠真…いつもアホすぎてて笑っちゃうくらいだけど、悪いヤツじゃないってのは知ってる。

側にいてくれて救われた事もあるしね。


まあ、凛が幸太と気まずくならなくてよかったよ。

進展あるといいね✨」


そう言って花絵がウインクする。


「進展って‼︎

もぉ〜‼︎進展なんてないって。

アイツフラれたばっかでしょ?」


「フラれたって言っても、ホントにその子のこと好きだったのかなぁ…

復活早かったし、やっぱりどうしても本気とは思えないんだよね。」


「だよね、私もそう思う〜!

今回の事で凛のコト意識しちゃってるよきっと‼︎」


「意識…してくれたかな…

わかんないけど、私に嫌われたんじゃいかって凹んでたみたい。

嫌う訳ないっつーの。」


「マジで⁈

それってさ、嫌われたくないってコトじゃん?

りん〜、これは行けってコトなんじゃない?」


「そうだね、嫌われたくないから怖かったって事だよね。

行けとまでは言わないけど、まんざらでもない気がする」


「イヤイヤイヤイヤ、それはないって‼︎

いいよ私は…

今は幸太の近くに居られればそれでいいかな」


「ナニ言ってんの⁈

そんなんじゃまたアイツ勘違いして他の女好きになるよ‼︎


凛が私達に隠してた気持ちってそんなもんなの?

ちょっとずつでもいいからアピールしていこうよ‼︎」


珍しく美緒が声を荒げる。

隣で聞いてた花絵がビビるくらいの勢いで。


「ちょっ、美緒〜

それ私が言いたかったやつ〜」


「だって…悔しいじゃん…


り、んが…っ

かなしいのはっ…ひっ、や、だよ…っ…」


ぼろぼろと大粒の涙を溢す美緒。


「もぉ〜…

なんで美緒が泣くのぉ〜?


あた、しまで…っ、泣けて、くんじゃんんん〜…っ」


つられて泣き出す花絵。


もう、この子らは…



「ばかぁ…

やめてよぉぉぉ…」


私はふたりを抱きしめた。

自分の代わりに悔しがって泣いてくれる友達がいる。


それは、なんて幸せなことだろう…


ふたりを抱きしめた腕で、こっそりと涙を拭いた。




以上ですあせる


今回ガッツリ女子トークですね。

書いてて泣いてしまいました。

凛はサバサバ系で何でもできるタイプなんだけど、恋に臆病な感じかなぁ。


最後まで読んでくださった方、ありがとうございましたウインク