こんにちはウインク


先日珍しく40センチ位雪が積もりましたあせる

マジでもういらん…

雪かきほとんど私1人でやったからねダウン

腕も腰もギシギシ言うわ。


都内は数センチ積もったくらいで大騒ぎでしたが、あれはいつ改善されるのかね。

毎度のことながらどうかと思う。


…おっと、愚痴ってしまいましたDASH!


さてさて、この空〜3話です。


クラス内が不穏な空気でしたね〜

はてさて、幸太がどう立ち回るか…

では、行ってみよ〜








授業が終わってバイトに向かう途中、俺は凛に探りのLINEを打った。


「凛、美緒の様子はどうだった?

クラスのみんなが月曜日に色々言いそうでちょっと怖えんだけど…


凛はどう思う?


美緒はおっとりしてるから一方的に言われて凹みそうじゃね?


俺は何とか変な空気にならねえように気をつけようと思ってるけど…」



それだけ送るとバイト先のファミレスに着いたから、凛の返事は見れなかった。


今日は金曜日で、ファミレスは予想通り激混みだ。


俺がフラれたサキちゃんもシフトに入ってたけど、忙しいのと他に心配事があるのとで胸がチクリとも痛くならなかった。


…あれ?

あんなに落ち込んでたのに今は何とも思わない。

俺ってばホントに好きだったんかな。

あの気持ちが“恋”じゃないなら、恋って何なんだよ…


っと、今はそれどころじゃなかった。

たった数時間だけど文字通り馬車馬のように働いた。

俺はホール担当でお客さんの注文を受けてそれをキッチンのスタッフに伝達する。

必要なら下げた食器を洗う事もある。

レジを担当したりもしてめちゃくちゃ忙しい。

週末の夜って事もあって、酒の注文も入る。


くっそ〜、みんな美味そうに飲んでるなぁ…

俺も大人になったらあんな風に酒を飲んだり楽しんだりするのかな。

全然想像できね〜けど。


そんな事を考えてるうちに、バイトが終了した。


「コータくん、お疲れ〜♪」


そう声をかけてきたのはサキちゃんだった。

気まずさもなく、何事もなかったかのように笑ってくれるのは正直ありがたい。

俺も本気で好きだった訳じゃなかったんだとやっと気がついた。


同じようにお疲れ〜と返して慌ててスマホの通知を見ると、凛からの返事が入っていた。


「今バイト中?お疲れ。

美緒は頭が痛いって言ってたから早く寝るように言っといたよ。

クラスで騒ぎになったらヤダなって言ってた。


まあ、そんな事になったら私が守るけどね✨


とりあえず私は美緒のケアをするから、幸太はクラスのみんなの様子を見て欲しいな。

直哉は大丈夫っしょ。


お互いガンバロ〜‼︎」


凛らしい前向きで元気な文章でホッとする。


だよな、俺らでフォローすればいい話だ。


「ッシャ、気合い入れるぞ‼︎」


そう叫んで家路についた。



月曜日。


今日はナニか起きそうな予感がして、いつもより早く家を出た。

週末バイト中の直哉とちょい話した時はフツーだったよな。

問題はクラスのヤツらだ。

変な絡み方しなきゃいいけど…


学校に着いて廊下を歩いて教室に向かうと、クラス1の荒くれ者、遠藤の声が聞こえてきた。


「偶然なワケねえじゃん、誤魔化してんじゃね〜よ‼︎

ちゃんと付き合ってるって言えばいいじゃねえか‼︎」


オイオイオイ、なんであんな盛り上がっちゃってんの⁈

コレって美緒か直哉に向けて言ってんだよな…


ヤバくね?


教室の入口で様子を伺うと、美緒がゴニョゴニョと言っていて、もう見ていられなくなって乱入した。


「はよ〜っス。

…ん⁈みんなどうした?雰囲気悪くね⁈」


直哉の顔を覗き込むと、慌てた様子で叫んだ。


「おれがっ…

美緒のことが心配で、ずっと見てたんだよ…っ



す、すきだからっ…それだけだって‼︎

だからみんな、からかったりすんなよなっ」


そう言うと美緒の手を掴んで教室から飛び出した直哉の後ろ姿は、なんだかスゴくカッコよく見えた。



その後のクラスのヤツらの騒ぎを収めるのに苦労した。


「ナニナニ⁈愛の告白ア〜ンド逃避行⁈」


「マジかよ?やるじゃん直哉‼︎」


「え〜、直哉やっぱ河野サンのこと好きだったんだ〜

ショック〜」


「しゃ〜ない、もうヒトのモンになっちゃったんだからさ、次行こ次‼︎」


口々に2人の話をする中、さっきまで騒いでた遠藤が机に突っ伏していた。


あいつ…美緒のこと好きだったのか。

だからあんなに強く当たったんだな…

バカだな、あんなやり方じゃ美緒は怖がるだけなのに。



「あ〜あ、イイ所見逃した感じ?ざんね〜ん♪」


そう言って俺の肩を掴んだ凛が笑っていた。


こいつ…全部見てたんじゃねえか⁈

なんて思ったけど、まあいっか。


「り〜ん〜

なんか知らんうちに雨降って地が固まったっぽいわ。

俺らの出番なくない⁈」


そう言うと、凛はケラケラ笑ってこう返した。


「イイじゃんイイじゃん。

上手くいけばオールオッケーよ‼︎」


ビシィっとオッケーのハンドサイン⁈をした凛は、心底安心した様子で笑った。


あ…


急に凛が可愛く見えて焦った。

え、可愛い⁈凛が?


「…っ…」


顔が熱い。

熱い⁈なんで⁈

なんでなんでなんで?


凛は学校でも指折りの美人でサバサバしたさっぱりした性格で、世間一般の“可愛い”とはちょっと違うっていうか…


とにかく、可愛いなんて思うのがどうかしてる。

どうかしてるって思うのに、すごく可愛いって思う。


なんでだろ…


俺は凛の顔を見ることができずに、俯いた。




以上ですあせる


いやぁ、幸太の鈍チンめ。

やっとかいDASH!

まあそんな感じで幸太の恋も動き出します。


最後まで読んでくださった方、ありがとうございましたウインク