こんにちはウインク


私事ですが、最近体調があまり良くありません…

元々貧血が酷かったんですが、先日めまいで動けなくなってしまいましたあせる


脳のMRIを撮ったけど、なんもない。

ただ、血液検査の値が酷いとのことで、仕方なく婦人科を受診しました。

先週子宮頚がんの検査をして、今日はその結果が出て異常ないと判明。

一応子宮癌の検査をしてきましたが、結果は3週間後だって…


年齢も年齢だし、今まで婦人科系の検診をしてこなかったツケが回ってきたようですDASH!


まあ、大丈夫だとは思うけど、結果が出るまでちょっと不安ですあせる






そんな中始まったこの空4話。

恋バナらしき恋バナができない女子達ですが、どうか見捨てないでくださいあせる





本日、晴天。


昨日学校を途中でサボっちゃった身としては、どんな顔して教室に入ろうか…なんて凛や花絵と話しながら来たんだけど、教室に入るなり悠真のバカでかい声に迎えられた。


「は〜なちゃんっっっ♪

昨日急にいなくなっちゃってオレ寂しかったよぉぉぉ〜」


言うと同時に花絵に抱きつきそうになる悠真を私と凛で引き剥がした。


「ちょっ…悠真、やめてくれない⁈

あんたってば空気読みなよねっ」


「あぁ〜っ  マイハニー✨」


まったく油断ならない。

だけど、悠真の大騒ぎのおかげで⁈気まずさは和らいだけどね。



凛は昨日の今日で元気が戻ってるわけではないだろうけど、少し吹っ切れた表情をしてて、今は幸太の事は触れない方がいいのかなと思った。


きっと自分から話してくれるよね。





しかし、サボった体育の代償はデカかった…


短距離走の授業をサボった罰としてグラウンド10周走らされる事になった。

残念な事に今日も体育があって、私達3人はみんながバレーやってる横を走る事に…



「うっわ、マジで〜?

1周何キロあんのよ〜?さいあく〜」


花絵がいつもの如くぶ〜たれていると、凛が謝ってきた。


「いやいや、1キロもないっつーの。

でもごめん…私のせいで罰受けなきゃいけなくなっちゃって…」


「いやっ、そんな謝らないでよ〜

だいじょぶ。花絵走ろっ、のんびり走ればいけるって」


慌ててフォローしたけど、実は私も嫌だった…

だけど、無理してでも走らなきゃ。

凛に苦しい顔をさせたくないし、頑張ろう。


「いいかお前ら〜、3人揃って体調不良だなんて他の先生が見逃しても俺は見逃さないからな‼︎

時間内にちゃんと走るように‼︎」


ジャージ姿の体育教師、ナベやんの目が鋭く光る。


くっ…

これは誤魔化せなさそう…


今日に限って男女混同バレーなんて楽そうな(失礼)授業なんてズルいよなぁ。


「仕方ない、花絵走ろうっ」


ここはひとつ、私が先陣を…


「おっ先〜」


という言葉を残して凛がスピードを上げて走っていく。

そうだった。凛は運動も得意だった…

そして運動に関しては容赦ないんだった…


「りん〜 置いてかないで〜」


花絵までもが凛を追いかけて走っていく。


っだから、ヨーイドン苦手なんだって…



自分のペースで走ろうと思ってたけど、2人を追いかけようと普段より早く走りはじめる。


タッタッタッタ…

ドクっドクっドクっドクっ…

はあ、はぁ…はあっ…


足音と自分の心臓の音と、息ぎれの音しか聞こえない。


ヤバい、頭が痛くなってきた。

まだ3周しか、してな…い、のにっ…






気がついたら、保健室のベッドで寝ていた。


「ん…⁈」


「あ、起きた。」


ん?

なお…や?


「ん、わた、し…どうした?

いったぁっ…」


起きたら目の前に直哉がいて、慌てて起きようとしたら、頭が痛くて更にベッドに埋もれる。

すると、直哉が焦ったように言った。


「おまえっ、走ってる途中で倒れたんだよ。

頭も打ったっぽいから暴れんな。


走るの苦手なのに無理するから…危ねえだろ。」


「えぇ、マジで…?

全然覚えてない。頭は痛いけどさ。


んで、どうして直哉が居てくれてるの?」


不思議に思って聞いてみると、直哉が急に顔を赤くしてそっぽを向く。


?????


初めて見るリアクションにまた不思議に思って、顔を覗きこむ。


「  っ、何だよ、たまたまだって。

じゃ、じゃあもう平気だな、俺は教室戻るぞ。

おまえはもう少し休んどけ。」


何故だか逃げるように保健室を出ていく直哉を不思議に思いながらも、放課後まで保健室で寝ていた。




「ちょっと美緒、大丈夫⁈

急に倒れたから驚いたよ〜」


保健室に迎えに来てくれた花絵が開口一番にそう言った。


「美緒…私らに合わせなくて良かったのに。

あんた足遅いんだから。

だけど、そんな所も可愛いんだけどねぇ〜」


そう言って凛が私を抱きしめた。


「うわわわ、私こそごめんね〜

心配かけてほんっとゴメンっっっ」


「さあ、もう帰ろう?

ちょ〜っと話したいコトもあるの‼︎」


「うん、うん!」


花絵にそう促されて歩き出す。どうやら凛も同意見ぽい。


話?なんだろう。



校門を抜けた辺りまで来て、今まで黙っていた凛が切り出した。


「ねえ、倒れた時の事、覚えてない?

バレーやってた直哉がダッシュで美緒に駆け寄ってさ、保健室まで連れてってくれたんだよ‼︎」


「えぇぇぇぇ、何それ⁈

知らん知らん知らん‼︎気がついたら保健室だったし。」


慌てる私に花絵が追い討ちをかける。


「知らんて何よ‼︎

直哉めっちゃ心配してて、美緒も直哉に両手伸ばして抱きついてたよ〜?

知らんじゃ済まないって〜」


ひっ…


「だ…抱きつく、って、私が⁈

ナニかの間違いじゃない?


直哉、なんも言ってなかっ…た…よ⁈


あ、あ〜…

直哉、変だったわ…

それでだったのかぁ…」


急に保健室での直哉の様子を思い出して、赤くなってた直哉の顔…を…


思い出して…



えぇぇぇぇぇ…



みるみる顔が熱くなってきて、これってさっきの直哉みたいじゃない?なんて考えたらもっと熱くなってきた。


「ごめん…覚えてないけど、直哉に連れてってもらったんだね。

悪かったなぁ…


ってか、めっちゃ恥ずかしいんだけど…」


話してる声もどんどん小さくなっていって、最後には自分が何を言ってるのかも聞こえなくなるくらい。


私ってばどうした⁈



赤い顔で挙動不審な動きをする私の手を、凛と花絵が握ってきた。


「ちょっとぉぉぉぉ、美緒めっちゃ可愛いんだけどぉぉぉ〜」


「美緒、直哉のこと好きなの?教えてよ〜」


「え?えぇ⁈

私…直哉のこと?好きぃ〜?」


わからんわからん。

わからんけども、直哉のことは特別…に思ってた、かな?


わからんよ〜



慌てふためく私を見て、ふたりはまた可愛いと言う。


可愛い…⁈

ふたりのがよっっっっっぽど可愛いのに。


ぶつけた頭がまだヒリヒリするけど、まだ顔の熱が引かなくて、また直哉を思い出して恥ずかしくなった。







今回はここまで。


やっと恋に動きがキラキラ

まあまあ生温かい目で見守ってください。