ADHDの人の多くがコンサータを欲しがる。人はなぜコンサータに惹きつけられて過度に欲しがるのか。確かにコンサータが合う人たちもいっぱいいる。でも一方でコンサータが合わなくて苦しむ人たちもいる。2次障害でうつ病や躁うつ病を発症している人たちは、コンサータに期待し過ぎて、実際に飲んでから「なーんだ、意欲減退、治らないじゃん」となるパターンもある。
私(ASD +ADHD +若干LD)の躁うつ病の鬱は物凄く重症で、あらゆる抗うつ薬を使っても反応がほとんどなく、鬱の生き地獄を15年以上彷徨った。
抗うつ薬に万策尽きたので、2016年にADHDの可能性を考えて、発達障害の治療薬ストラテラを試した。
ストラテラは、元々は抗うつ薬として作られた薬で、開発の途中で、抗うつ薬ではなく、ADHDの治療薬として誕生した。元々は抗うつ薬だった。発達障害ではない人たちの鬱には効果があまりないが、実はADHDの患者が発症するタイプの鬱には、ものすごい抗うつ効果があることが分かってきた。
私の重症の鬱を最初に吹っ飛ばしたのは、抗うつ効果のあるストラテラだった。2016年に劇的に重症のウツがストラテラで払拭された。そしてADHDの診断も確定した。その時に使っていた薬のコンビは、コントミン+ストラテラ+アモキサン+レクサプロ+ヒルナミンのコンビだった。この時、なぜか奇跡的に1年間に渡って、鬱が改善され続けて、躁転することも一度もなかった。2016年から約1年間、重症の鬱で地獄を這っていた私に、初めて、平穏、平和が訪れた。
ところが、1年後の2017年春に、ストラテラ、アモキサン、レクサプロで平和だったのに、なぜか、ドラちゃん先生に「コンサータを使ったことがないから、コンサータを試しに試してみよう」と言われて、私もADHDゆえ、最初、コンサータを飲むとどうなるのだろうと好奇心が出て、コンサータ飲みたさでコンサータを試すことにした。
コンサータ18mgを試して数日後、突然、鬱が悪化した。鬱の悪化の原因がコンサータだとは気が付かず、コンサータをさらに増量して27mgにした。鬱がよりいっそう、悪化した。お互い原因に気づかなくて「ストラテラが突然効かなくなった」と思い込み、コンサータをさらに増量して36mgへ。ますます鬱が悪化して、同時に抗うつ薬のアモキサン10mgをマックスまで増量。コンサータ36mgとアモキサンマックスで、鬱が消失し、逆に、突然、今までに経験したことのない強いレベルの「超スーパー躁」が訪れた。
躁で気がオカシクなって、猿ヶ京でバンジージャンプして気が狂い、尋常ではない「観念奔逸」で完全に頭がイカれてしまった。「ヤバい!」と思い、烏山病院に緊急入院。その躁のヤバさに、焦燥感と精神運動亢進で、監視カメラがある個室の中で、大好きなジャンプをし続けて飛び跳ねまくってしまった。私はASDゆえ、飛び跳ねることが好き。昔から飛び跳ねることがとても楽しい。それを異常な躁の中、個室でやりまくってしまって、滑って腰を強打してしまった。そしたら、飛び跳ねすぎで、保護室(トイレ一つしかないガッチャン部屋)に連行されて、鍵、ガッチャン。許されたベッドには、患者には紐を解くことができない頑丈なベッド柵を取り付けられてしまった。つまり、飛び跳ねすぎと観念奔逸の嵐に襲われて、やってしまったのである(2017年9月の入院時の話)。
ガッチャン部屋に連行されてセロクエル500mgを飲まされて、10日後くらいにガッチャン部屋を脱出。もちろんコンサータはすでに中止していた。でも恐しい観念奔逸の嵐はやまず、思考が支離滅裂の状態で「安倍総理大臣がジェットコースターに乗って…ほうれん草を食べて、盆踊りでウンチ漏らして…壁を登って、焼肉食べて空を飛んで…死刑…熱帯夜…電子レンジ食べて…」の頭の状態だった。完全に言葉のサラダ。その超ウルトラスーパー躁の観念奔逸は、ストラテラの増量によって、90mgの時、ピタリと脳内に「静寂」と「静けさ」が訪れて、止まった。観念奔逸、焦燥感もエンド。
でも、普段から飛び跳ねることが大好きだったので、本当はまだ個室で飛び跳ねたかったけど「それやると、また、ガッチャン部屋に連行されちゃう」と思い、大好きな飛び跳ねは我慢した。どうして個室で飛び跳ねちゃいけないの?!飛び跳ねるくらい、いいじゃん。家でだって、運動不足で飛び跳ねて床をドンドンやって、音楽かけてエアロビクスをやるのが大好きで私の趣味なのに…どうして病院の個室でやっちゃうと駄目なの?!意味わからない!患者の自由じゃん!!って当時、馬鹿なので思った。ちなみに、躁うつ病が寛解間際になった2024年6月現在の今でも、烏山の個室に入れば運動不足解消に、私は飛び跳ねてしまうと思う。飛び跳ね運動くらい、いいでしょ!家では家用のトランポリンを買って、毎日ぴょんぴょん飛び跳ねて運動しているんだっつーの!ってなる。
でも、うっかり試すことに同意してしまったコンサータで、ストラテラでの平穏が破壊され、尋常ではないレベルの躁転が起こり、その躁がある程度、治った後も、コンサータを中止した後も、私はその時コンサータで異常になった、その時から始まった新手の症状に苦しみ続けた。コンサータがもたらした「破壊」「破滅」の後遺症が続いたのである。
どんな後遺症かというと、鬱に転落したのに、鬱でも躁でも「一日中、心の中が賑やかで、心の中でのオシャベリが止まらず、常に誰かに延々と話しかけてオシャベリしている」という変な症状がスタートした。
例えば「ドラちゃん先生、希死念慮がひどくて自殺しちゃいそうだよ…もう鬱の倦怠感には耐えられない…先生、どうして私はこんなに苦しまなければならないの?私はもうだめだよ、終わった…あのね、先生、今日は一日中、床の上に倒れていたの…夜になってペーパークラフトができるようになったんだ…私、この先、どうしたらいいのかなあ?ストラテラも効かなくなっちゃったし、抗うつ薬も効かなくて絶望の言葉しか頭にないの、昨日、包丁で壁を刺しまくっちゃったー、本当はドラちゃん先生の外来室で狂乱劇をやって先生のパソコンを破壊したいんだ」を心の中で、耐えず言って、ドラちゃん先生にオシャベリし続けているのである。
これは「看護師さん、私ね、フィクション小説と格言が大好きでね、今、オズの魔法使いにハマっているんだー…そしてね…」ともなっている。
コンサータによってストラテラの平和が破壊され、超ウルトラスーパー躁の後、躁の時はもちろん、鬱の時でもずっと耐えず一日中、私の心の中は途絶えることなくこうなってしまった。
この症状は2017年秋入院中〜2020年秋まで続いた。初発は2017年秋入院時。そして2020年にうっかり再度試したコンサータで、今度は逆の「超ウルトラスーパー鬱」に転落してしまった。その時、新薬ラツーダを試して、なんと劇的に重症のウツが払拭されて、奇跡の生還劇が起きた。そして、あのコンサータ+ストラテラの相乗効果で始まってしまった「心の中での絶え間ないおしゃべり」と「心の中の賑やかさ」までもが完全に収束した。これにはびっくり仰天した。
もうあの「心の中での絶え間ないおしゃべり」は死ぬまで永遠に消えることはないと諦めていた。
ある時、ドラちゃん先生に「心の中で耐えず誰かにおしゃべりして話しかけている自分がいて、心の中が騒がしくて…」という話を思い切ってしてみたら「あなたはそれが不快なの?」と強い口調で言われてしまい、何も言えなくなってしまい、それ以来、その「心の中のおしゃべり」の話はドラちゃん先生にできなくなってしまい、一人で変な異常な症状を抱え込むことになってしまった。
「不快じゃなくて、異常でオカシイ」から訴えているのに「あなたはそれが不快なの?」とストレートにグサっとくる強い口調で言われてしまっては、もう患者の私は何も言えない。ドラちゃん先生は、普段は優しいけど、ドラちゃん先生のどこかに入っているAS的側面から時折くる発言が、ストレートすぎる強い口調で怖いと感じる時が私にはある。怯えてしまって「心の中のおしゃべり」の異常現象はすっかり話せなくなってしまった。
さらに書くと、2017年のコンサータで約1年続いたストラテラの平穏、平和が破壊され「超ウルトラスーパー躁」がやってきた時から、もう一つ、新手に始まった変な症状がある。それはもう誰にも理解してもらえないと思って、ドラちゃん先生にも他の医師にもひた隠しにした「謎」の「奇怪」な現象である。初発はこれも「ガッチャン部屋連行入院」の「超ウルトラスーパー躁」の出現になった2017年秋の入院中である。退院後も後遺症で続いた。
どんな現象かというと、鬱の時に、突然、自分の体が「愛」という気持ち悪い感情に包まれて、その「愛」という感情は自分の体全体を包み込み「私」という人間が「愛」感情に「憑依」され、体全体が「愛」という感情を帯びて、まるで別人格の「愛人間」に変化したかのようになるのである。
私はジェンダー的に「愛」という感情が最も気持ち悪くて恐怖な人間「アセクシャル(無性愛者: 他者に対して恋愛感情も性的欲求も抱かない)でアロマンティック(他人に恋愛感情を感じない)である。精神疾患というのは、幻聴でも幻視でも自分の最も恐れている言葉や物が、聞こえたり、見えたりするものである。私が最も恐れているのは「愛」という気持ち悪い感情だった。それゆえ「愛」感情に自分の体が包まれて憑依が起こって「愛人間」に完全に変化してしまう現象が起こるのだと思う。
私は自分という人間が「憑依」で、この「愛人間」に完全に変化してしまった時の自分をなぜか「ASDの自分」と呼んでいた。鬱の時「あ…私、この気持ち悪い、グロテスク愛人間にまたなっちゃった…」とよく言っていた。しかもこの「愛人間」に憑依されると、突如、幻視で現れた人物(出会った医師であることが多い、また、それがドラちゃん先生だった時もある)に、口が勝手に私が最も言いたくない言葉である「好き」という言葉を勝手に発しているのである。「あ…また口が自動で動く…気持ち悪い…言うな!言うな!言うな!言うならこっち!!」となって、急いで愛猫2匹の写真を目の前に持ってくる。そして「幻視」に現れた人物と写真の愛ネコに「好き」と、気持ち悪い言葉を、口が私の強い意志に逆らって、口が勝手に自動で言っているのである。よく無意識は「真実」と言われるが、これは無意識のレベルを超えた次元のもので、アセクシャル(無声愛者)でアロマンティックな私にとってもっとも気持ち悪くて脅威である「愛」が襲う現象であるため、無意識とは次元が異なり「異常」「病的」なものである。
私は自分が経験したあらゆる全ての精神症状の中で、この「グロテスク愛人間」に変化する現象を最も恐れている。それほど気持ち悪くてもう2度と経験したくない症状である。私はジェンダーがおかしくて、性自認が「Xジェンダー・不定性」(性自認が流動的で男と女を行き来する・日によって自分の中の男性・女性の割合が変わる)で、アセクシャル(無性愛者)で恋愛が最も気持ち悪くて拒否する人間ゆえ、この「グロテスク愛人間」への「憑依」は、私にとっては地獄の「人格変化」「人間変化」で、もう私は耐えることができない。幸い、この奇怪な精神症状も2020年の新薬ラツーダで完全に治った。
2017年、コンサータでのストラテラの平穏破壊以後、突然、始まったこの症状の、この話にはまだ続きがある。
これは「愛人間」への「憑依」の話である。こうした人間変化を感じる「憑依」現象は、実は「愛人間」だけではない。
突然、自分の体全体が「冷徹」な「冷たい」感情に包まれて「憑依」が起こり、自分が冷徹な「サディスト」「殺人鬼」の自分を帯び、「サディスト」「殺人鬼」に変化してしまうことがある。今度は「冷徹」で「冷たい」感情が私の体全体を包み込んで、その感情を帯びるのである。この時「憑依」で「皆、死ね、殺す」と自分の頭は言っていて、私は今度は冷徹な「サディスト」「殺人鬼」になってしまう。
これは本当に恐しい。「グロテスク愛人間」への憑依現象も「サディスト」「殺人鬼」への憑依現象も、重い重度の「鬱」のさらに下にある感情だと私はいつも感じる。鬱が重症すぎてヤバくなると、この「憑依現象」が突然、起こるのである。
でもこんな奇怪な話、誰も分かってくれないと思ったので、今までずっと自分の中に隠してきた。自分で分厚い精神医学テキストや海外の気になる論文をいくつか入手して、読みまくって、この奇怪な現象の謎を紐解こうと全力になったこともある。でもどのテキストや論文をしらみつぶしに読んでも、これに関する現象の報告は、類似した症例の報告さえもどこにもなかった。強いて言えば「多重人格障害」「解離性同一性障害」の一種、もしくはアッパー系、サイケドリックとかの「大麻」とかで生じる現象の一種、だと感じる。
どうして私だけ、この「愛人間」「殺人鬼人間」「憑依現象」が起こるの?どうして、どうして?私は苦しい。誰かにこのことを言いたかった。ドラちゃん先生にも話したかった。でも謎に終わった「心の中での絶え間ないおしゃべり現象」でさえ、ドラちゃん先生に強い口調で「あなたはそれが不快なの?」とストレートに言われてしまった私には、とても外来でこの「愛人間」「殺人鬼人間」への「人間変化」「憑依」の現象を話すことはできなくなってしまった。
私は、今でさえ、この現象を最も恐れている。今は、血糖値急上昇という理由で、この現象を治した唯一の薬「ラツーダ」を服薬できなくなったため「また、これが始まってしまうのではないか…」という恐れ、が私に生じている。幸い、この現象をもたらした私にとって恐しい「コンサータ」は今は服薬していないため「もう絶対に起こることはない、あれはラツーダが治した」と信じ続けて生きている。
さあ、ついに書いた。これはうっかり試すことになった「コンサータ」がもたらした超ウルトラスーパー躁と超ウルトラスーパー鬱の【恐怖の悲劇】の真実である。
コンサータは、私には合わなかった。でもコンサータが合う人もいっぱいいるので、どうか他の人はコンサータを恐れないで欲しい。ここに書いたことは、本当に1%未満の超レアケースの特異な現象で、私にしか現れない現象なのかもしれない。
私が読んだある論文には「ASDとADHDの併存例において、ASD優位の人にはストラテラが著効して、ADHD優位の人にはコンサータが著効する」と書かれてあった。私は「ASD優位」のADHDであるためストラテラが著効していい反応を示して、だから逆にコンサータが合わなかったのかもしれない。
今の精神医学は「愛」という感情の問題が欠落している。「喜怒哀楽」「鬱」「躁」までは確かに詳細に書かれてある。でも「愛」という感情はないがしろにされ、載っているのは、統合失調症の「恋愛妄想」と、躁うつ病の「性的逸脱行為」くらいである。「恋愛妄想」というのは、患者自身が「あの人に愛されている」と妄想で思い込み、その相手に実際に「告白」してしまう妄想である。
「恋愛妄想」とは違って、私のは、突如、体全体が「愛」という最も気持ち悪い感情を帯び「憑依」が起こり「人格変化」「人間変化」が起こり、現れた「幻視」の言いたくない相手に、口が自動で勝手に「好き」と、自分の意思とは正反対の言葉を勝手に口が動いて「言う」のである。同性はもちろん、異性を愛することが永遠にないアセクシャルでアロマンティックの私がこうなるのは、本当に耐え難い苦しみである。体験した全ての精神症状の中で、私は、この症状が最も脅威で恐しい。
私は「喜怒哀楽」なんかじゃ足りない。「喜怒哀楽殺滅冷愛」である。
コンサータがもたらしたこの「悲劇」、どうか誰か分かって欲しい。私は、コンサータがもたらしたこの「悲劇」が今も本当に苦しくて、この文章を書いている今、本当に苦しくて悲しくて涙で溢れかえっている。そろそろ、この話をエンドにしたい。とにかくこの「悲劇」はラツーダで治った。だからもう二度と襲わないと信じている。
ここには書かなかったけど、自分の足が突然、巨大になるのを感じる「巨人」への憑依現象も起こったことも数回あることを、最後に付言しておく。
※追記
書き忘れた。
2017年のストラテラ120mg+コンサータ36mgでの相乗効果で「超ウルトラスーパー躁」が襲って入院。その入院時から突如襲うようになった「心の中での耐えず続く止まらぬおしゃべり」現象と、「愛人間」「殺人鬼」という恐しい奇怪な「憑依現象」の際、その初発時(2017年9月)に、同時にもう1つ妙な症状に襲われた。初発時、コンサータはすでに中止してストラテラの増量を行なっていて、ストラテラが90mgになった時「観念奔逸消失」「脳内静か現象」が起きるとともに、この時、初めて私に「メタ認知」が生まれた。それと同時に、コンサータを中止しているのに、今までに経験したことが一度もない、激しい謎のチックにも襲われた。体全体が大きく一瞬「ビクっ」と上下に激しく強く動き、「ビクッ」が起きると、その瞬間、戦慄の「恐怖」と「不安感」に必ず襲われる。どうして急に自分の体が一瞬大きく激しく「ビクッ」となって、同時に「恐怖」「不安感」が襲ってパニックになるのか。しかも初発時に「顔」にまでチックが襲い、当時「顔をしかめる」という形の謎のチックが襲っていた。この「ビクっ」という激しいチックが襲った後に、あの「愛人間」憑依現象が突如始めて起きた。
さらにこの時、ストラテラでの怪奇現象にも襲われるようになった。どんな怪奇現象かというと、セロクエル300mg〜500mgを飲んでいる時の「眠気」の副作用で、ストラテラの妙な恐い副作用が生じるようになった。セロクエルの眠気の副作用で、日中、ボーッとなったり、うとうとっとなったりした時、要するに「意識レヴェル低下時」に、「幻視」と「自生思考」が襲うのである(当時、ナルコレプシーの入眠時幻覚だと勘違いしたがナルコレプシーではなかった)。幻視とともに、自分の脳が勝手に意思とは無関係なことを自動的に考えだし、そのブツブツ言っている考えが自動的に、すごく怖くて恐しい内容に変わっていって、内容のあまりの恐ろしさに、あの異常な激しい謎の「チック」が襲うのである。同時に戦慄の「恐怖」と「不安感」にも襲われてパニックになる。これが頻繁に起こるようになってしまった。
これはセロクエルのように「眠気」の副作用が残る薬とストラテラとのコンビで起こる。どういう恐しい内容を自生思考中に考えて、どう考えが動いているのか、我に帰って「あ…今、私、変だった」となった時には、思考内容を何もかも忘れてしまっていて、記憶に何も残らない。すごく怖くて恐しい内容だった、ということだけ記憶に残る。この2017年秋に突如始まったストラテラの副作用だけは、残念ながら、2024年の今現在でもまだ続いていて苦しんでいる。ただ、眠気を翌日に持ち越す副作用のある薬さえ飲まなければ生じないため、今は謎の「チック」「幻視」「自生思考」が襲う回数はすごく減っていて、生活に支障は出ていない。今は、今、飲んでいるレスリン100mgの眠気で、日中、うっかり床に倒れた時に、たまに起こるだけで済んでいる。一度、例外で、突然の鬱が襲った時用の「焦燥時」の頓服「テトラミド」を2錠飲み+混乱してトラゾドン100mg先飲みしてしまった時、ストラテラの恐しい「幻視」と「自生思考」の嵐に見舞われて、恐怖で気が狂って、精神状態が危険なレヴェルにまでになってしまい、「限界だ…タクシーで烏山病院の夜間救急に行ってなんとかしてもらおう」となってしまったことがある(結局、行っても無駄だと思い、家でコントミンを75mgを一気飲みしたら、気づいたら眠っていて起きた時には治っていた)。
あの「心の中で絶え間なく続くおしゃべり」と「愛人間」「殺人鬼」になる「憑依現象」の初発時の背景には、同時に初めて襲った激しい戦慄の「チック」「恐怖」「不安感」、さらに「幻視」「自生思考」というストラテラの副作用からくる怪奇現象も、同時に始まったので、これらの現象にはなんらかの「繋がり」があると思う。それが一体なんなのか、今だに分からず謎に包まれたままである。とにかく「心の中で絶え間なく続くおしゃべり」と「愛人間」「殺人鬼」になる「憑依現象」だけは、ラツーダで奇跡的に治ったので「もう二度と起こらない」と安心している。ただ、眠気をもたらす副作用の薬+ストラテラのコンビで生じる、「幻視」、怪しい「自生思考」、その恐怖で起こるストラテラの謎の「ビクっ」と体が上下に動く激しい「チック」、同時に襲う戦慄の「恐怖」「不安感」「パニック」だけは、残念ながら、今現在も生じていて、これは、ストラテラを10mgまで減量してもしぶとく生じ続け、ストラテラを完全にゼロにして中止した時、初めてその謎の副作用から完全に解放される。でもストラテラを中止するのは、昔の地獄の鬱がカムバックして、鬱が悪化するリスクがとても高いので、ストラテラを完全に中止するのではなく、中止せずに、できるだけとにかく「眠気」を翌日までもたらす他の薬を少なくする、取り除くことで回避できる問題なので、その方向で薬物調整を行ない「チック」「幻視」「自生思考」を回避している次第である。