久しぶりにデュビア記事
チビ80匹程?から始め、途中何度か追加したりしながら徐々に軌道に乗ってきた我が家のデュビアさん
相変わらず30㎝ほどのフラットプラケにて必要最低限賄える様に繁殖させてますが
我が家の需要、レオパ4匹、アマガエル2匹、シュレーゲルアオガエル1匹、ニホンヤモリ1匹にメインとして与える分には十分な量のデュビアを各サイズキープ出来てます★
おかげ様でレオパが餌に飽きてしまった時用に冷凍コオロギをキープしてる以外は
餌にかかるコストがほぼ0になりました↑(1匹食べない子には余っているグラブパイを与えていますが^^;)
少数飼いの方でしたらその都度餌を購入されてる方もいらっしゃると思いますが
デュビアでしたらコオロギの様に衣装ケースや大プラケ等で場所を取ることなく繁殖させることが可能です
とにかく丈夫ですし、現在常時300匹程で安定してますが
コオロギの様に落ちる個体もほぼなく、今まで飼育してきて飼育当初にチビを昆虫ゼリーでおぼれさせてしまった以外は
3匹しか死んでないという^^(内2匹は脱皮不全です)
レプタイルボックスと同程度の大きさのプラケでレオパ温室の再下段に突っ込んでるだけなので場所も取りませんし、適当に餌をあげてるだけで臭いもなく
なんてすばらしい♪
とまぁ我が家では至れり尽くせりなデュビア飼育ですが
衣装ケースなどで大々的に飼育するのと違って
少数を狭い飼育スペースで繁殖、回転させる方法は
ネットで探してもあまりヒットしない…
てことで
私の経験からではありますが
我が家での飼育状況を書いてみようと思います★
レオパやニシアフ、アマガエルなんかをマンションのワンルームで数匹飼ってるってだけの
我が家と同じような環境の人
コオロギは音の問題もあるし
ストックは出来ても繁殖するほどスペースを取れない、
少量とはいえ毎回購入するのはコストも手間もかかる…
出来れば繁殖させたい。。
少しでもそんな方の参考になればと思います^^;
省スペースでデュビアを繁殖させるために。。
まず用意するのは
~ケース~
30×20×15(多少前後OK)程度のプラケ
飛んだり跳ねたりしないので高さはさほど必要ありません
逆に高さがあると中に湿気がこもりやすく
収納の面でも邪魔になるので
レプタイルボックスなんかと同規格位のケースが望ましいです^^
湿気に弱いので蓋はそのままプラケの蓋を使用するのが○
~保温~
北海道、東北以外の日本の気候でしたら
室内なら保温しなくても恐らく生存可能ではあると思いますが
安定供給させるには年中安定して繁殖させ続ける必要がありますので
保温は必須です。
レオパ用の温室等があるならレオパの隣や下の方にそのままプラケ毎突っ込んでおけばOK
なければレオパ同様パネヒをケースの下半分に敷くだけで大丈夫です。
基本的にはこれだけあれば飼育可能ですが
ここからは個人的なミソ的なやつ^^
まずはシェルター
我が家では卵パックを購入するのすら面倒なので
何度か登場してますが
マクドナルドのドリンクをテイクアウトすると貰える台座を使ってます。
これが以外と優れもの!
紙製の卵パックは購入する以外で手に入れられる方法は限られてますし
凸を上にして設置するとデュビアが中に入れず
凹を上にすると窪みの中に入り込んだデュビアが嵌まり込んで出てこない…
この嵌まり込んだデュビア、
一時的な物だと思い印をつけてみたことがありますが
数日間その場から動かず、餌も食べないので成長が遅れます;
少数だとその傾向は顕著で
特にチビはシェルターを入れておくとそこから動かず餌にも気づかない…
親や仲間の糞だけで育つので成長に時間がかかります。
なのでシェルターは個体数に応じて必要最低限
100匹程度のうちはなくても問題なし!
実際我が家も300匹以上いますが1つしか入れてません笑(2つに割れてますが)
何が優れものかと言いますと
まず、無料で手に入ること!
コオロギと違ってそんなに汚れるものでもないので
1年以上取り替えなくてもこの通り★
また、デュビアの出入りに丁度いい穴があらかじめ空いてるので
加工の手間なしb
そして卵パックの様に嵌まり込むこともなく
他のデュビアに押し出される形で移動するので
餌に巡り会う確率も高くなります^^
2つに割って2カ所に設置してもいいかも。
~餌皿~
餌皿はデュビアが上れる材質のもの
浅いものの方が望ましいです
そして水分を通さないもの
我が家ではプリンカップの蓋や
プリングルスの蓋だと上れるみたいなので使ってます
プリンカップの蓋はチビが上れない材質なのですが
汚れや傷が付着すると上れる様になるので
敢えて洗わず使用しています笑
次に水入れですが…
我が家では設置しておりません!
当初はコオロギ用の給水器を設置したりもしましたが
水漏れ等事故が多いので撤去
昆虫ゼリー等を与えてた時期もありましたが
チビが張り付いて溺れますしすぐにカビる…
カビると食べないので交換…コスパ最悪です
水分は基本的に餌から補給させます!
水入れを設置すると蒸発した水蒸気で蒸れたり
デュビアがこぼしてダニや臭いの原因になります。
なので野菜くず等を餌としてあたえて…
というのがセオリーですが…
この野菜が意外とネックで…
こいつら意外と好き嫌い多いんですよね^^;
そりゃ空腹状態なら何でも食べますが
餌虫として飼育する以上
ガットローディングの観点からも
プリプリに仕上げたいものですよね?
そんな常に餌を与えられてるデュビアは
元々餌切れに強いこともあり嫌いな物はあまり食べません
あまり食べない物の代表で言うと我が家の場合
葉の物全般
大根
ナス…
キノコ類、にんじんは最初だけ少量
バナナも言われてる程食べません…
食べ残しが干からびるまで放置しとくと粉ダニが発生しやすくなるのでNG
ネギ系は当然与えられないので
そうなると家庭で料理の際に出る野菜くずはほとんど当てにならない…
別途野菜を買う必要が出てきますので
メインとして野菜を与えるのは考えものです^^;
そこで
我が家でも最近始めたのが
ラビットフード
これを適量餌皿にばらまき
水差しで上から水をかけるだけ★
ふやかして与えます!
固いままだと諦めて帰ってくデュビアの背中が寂しいので
水分補給も兼ねて2倍位に膨らむ量の水をかけてふやかします。
これくらいふやかすと、乾燥することなく翌日まで柔らかい状態をキープ出来ます★
餌の量は1日で食べきる位。
何故ラビットフードかと言うと…
鯉餌や金魚の餌の様に酸化しても臭わない
デュビア自体の臭いも押さえられますb
そして、非常に安い!
一番安い物で大丈夫★
うさぎ用に栄養バランスもあらかじめ整えられてるので
栄養価も高い!
そしてなにより
食いつきがいい!
食べ慣れて来た今でも食いは落ちてません^^
そして
ラビットフードを与える様になってから明らかに
繁殖スピードが上がりました★
よく食べるので成長も早いですし
餌皿に入れて水をかけるだけで楽ちん♪
たまにビタミン補給のつもりで野菜くずも入れてますが
基本的な毎日の世話は
レオパやカエルに餌として与えるついでに
ケースを出す
蓋を開ける
ラビットフードを餌皿に入れる
水をかける
以上★
あとは放置してるだけです笑
糞の掃除はあまりにも多くなってきたら半年に1度位!
糞が溜まっていた方がフェロモンの影響か繁殖も安定しやすく
また、糞を食べる生まれた幼虫の生存率も上がります。(転倒防止にも効果あり)
乾燥させた環境で飼育してれば
糞もほぼ無臭ですしダニが沸くこともありません。
なので本当に放置です笑
その他にやっていることといえば…
気休め程度ですが
除湿、消臭のつもりで
100均の活性炭入れてます★
脱皮の際の足場にもなるみたいです。
もう一つ
デュビアは過密になってくると繁殖スピードが落ちてくるので
窮屈そうになってきたら
シェルターを追加します★
表面積を増やすことでキープ出来る絶対数を増やせます^^
最後に
導入するにあたり個人的に一番大事なのは
数だと思います。
小さなケースで繁殖のサイクルをなるべく早く構築するには
最初から各サイズまんべんなく揃えるといいと思います★
少数飼育のコツは
最初から買い足さなくていいようにと必要数を揃えようとしないこと!
そうすれば増えすぎて困る…なんて事態に陥りにくいと思います。
成虫数を頂点にピラミッド状に 購入するのはもちろんですが
細かいサイズを指定して購入出来るお店だと高価な場合が多いので
全サイズ取りそろえようとせず
大まかに
ML…100匹
MS…200匹
購入したとします。
高額でも初めから全サイズ必要数揃えたいのであればその方が当然早いですが
一時的にかなりの個体数を抱えることになるので、小さなケースでは飼育仕切れなくなります。
あくまで省スペースで必要最低限、低コストで…がモットーなので笑
これならおそらく3000円程度で済むのでは?
内分けはロットにもよりますが大体
成虫…10匹(♂5♀5)
L…40匹
M…150匹
S…100匹
位になると仮定
ここですぐに使用し始めるといつまで経っても軌道に乗らず
足りなくなっては買い足し買い足し…(経験談)
なのでしばらく繁殖飼育します。
1ヶ月後には概算ですが
成虫…50匹(♂25♀25)
L…150匹
M…100匹
S…0
SS…100匹
この段階でもう一度MSサイズを200買い足すと
成虫…50匹(♂25♀25)
L…150匹
M…200匹
S…100匹
SS…100匹
となり、全サイズ大体揃って来ますね><
ここでデュビアに慣らす為にも少しずつ使い初めて行きます。
デュビアはコオロギ等に比べて固いので、
普段コオロギを食べ慣れてる子だと食べない子もいると思います。
食べる子にはなるべく大きなデュビアをあげて使用数を抑える
推奨は出来ませんし責任も取れませんが
我が家ではアダルト手前位の♀レオパへ
普通にデュビア♀成虫を与えていましたが今の所問題ないので
Lサイズ程度ならまず支障ないかと思います。
大きいサイズを食べない子でも小さいサイズになら反応する子もいますし
脱皮したてのソフトデュビアにのみ飛びついてくる子もいます。
なのでまずは食べる物から与えて徐々に騙し騙し与えたいサイズに慣らしていく感じ
?
主にL、Mサイズを中心に使用して行くと
ボリュームがある分使用数も抑えられて
軌道に乗るのも早くなると思います★
こんな感じでL50M100匹使用したとして
更に1ヶ月後には
成虫…150匹(♂75♀75)
L…100匹
M…100匹
S…100匹
SS…1500匹
…1500という数字が出て来ましたね笑
安定させるのが難しいのが見て取れると思います笑
まぁこんなに順当に増え続ける訳もなく
実際は先述した様に過密だと繁殖スピードも落ちて来ます。
それに成虫♂が多過ぎますね笑
♂♀比は1:3位で丁度良いです。
と言うわけで
いつもレオパ日記目を通してくれてる方ならお気づきかと思いますが
我が家のレオパ達が成虫や終齢幼虫ばかり召し上がっている理由がここにあります><
♂成虫を優先的に消費し、次に成虫が増えすぎない様に♀成虫、終齢幼虫を減らして行きます。
大きい餌に興味を示さなくなったらMSサイズを与えてみると食べてくれるので
そこで多少MSの数調整をしつつ
じきに大きいサイズをまた食べる様になったら大きいものへ…
この繰り返しで大体1日に3匹、月に100匹程度の成虫、Lサイズを消費することで
数調整をしています★
ちなみにカエル達とヤモリにも月100匹程度Sサイズデュビアを与えていますが、
現時点で過密気味による繁殖リミットが掛かってる状態なので
Sサイズはどんなに使っても
すぐに生まれて来てその穴を埋めてくれるので
チビサイズに関しては殆ど数が変動してない様に思います。
最後の数字に関する記述は曖昧で
飼育されてる生体によって使用するサイズや数も変わってくるので
我が家では〜としか言えないので余り参考にならないかも知れませんが、
何が言いたかったかと言うと
1.まずは穴を空けず満遍なくサイズを揃えること★
2.次に始めはなるべく個体に合った大きな餌を与えることで消費量を抑えること★(ここで使用せずに放置してしまうと成虫の数が増え過ぎて処分に困ります)
こうしてその家の使用状況に併せて飽和状態にしておくと
どのサイズを使っても
数をあまり変動させずキープ出来る様になると思います★
変わるのは成虫の数だけかな?
成虫を使わなければ産まない成虫が増えていきます。
余りにも成虫が増えすぎるとスペースを圧迫してその他のサイズの絶対数が減ってしまうので
程よく成虫を消費するかオークションで売るか譲渡するか分けるかして間引くか
成虫になる前に消費して数を調整するといいと思います。
…うーん、口で説明するのって難しい笑
まぁ大事にしてるのは
飽和状態にして使い続けること!
ですかね><?
この段階になると
唐突に大量消費してバランスを崩したりしなければ
ある程度使っても数のバランスが崩れない感覚が分かってもらえるんじゃないかと思います^^;←
最後の最後に
観察していて思ったこと★
デュビアの♂成虫は♀や幼虫に比べて水分要求量が多い…水切れに弱い気がします( ̄∇ ̄)
喉が渇いてる♂をほっとくとフラフラになります。
そして我が家のデュビアの好物ランキング♩
1位…麦茶の出涸らし
2位…ラビットフード
3位…桃、サクランボ等梅科の果実
4位…メロン、スイカ
5位…コオロギ用粉末飼料
ちなみにゴキブリ用のフードはあまり好きではない様子(チビは好き)
熱帯魚や金魚の餌も徐々に食いが落ちて来る(チビは好き)
ハムの餌よりラビットフード
葉のもの、ピーマンは殆ど食べない
カボチャは例え少量しかあげなくても食べ残して干からびる
大根、ナスはあまり食べない
きゅうり、人参は残すけど結構好きそう
トマトは大好き
一度冷凍保存した野菜は完食
煮干しや魚は完全スルー
冷凍コオロギやグラブパイは好き
バナナは言われてるほど好きではない
むしろリンゴの方が好き
いちご、柿、ぶどうも好き
枝豆も好き
粉餌にカルシウムパウダーを混ぜると著しく食いが落ちる
出涸らしは
麦茶>緑茶>紅茶
渋の強い食べ物を好む様な気がします
共食いは死体であってもしない
脱皮の殻も食べない
そんな我が家のデュビアです笑
いじょうじ…じょうじ