今回は、スピリチュアルではなく今年に起きた
体験談をブログにしました(`・ω・´)ゞキリッ感謝
意識高い系の人は関心があるかと思います。
いわゆる老後の貯蓄2000万円必要論です。
筆者的には、全国平均より物価の安い地域に住んでいる
ので貯蓄2000万円というのは要らないと考えています。
さらに、全国平均より食料自給率やエネルギー自給率の
割合が高いので貯蓄2000万円必要になるっていうのも、
考慮してみるべきと思います。
今回は貯蓄の話ではなく年金の話です(`・ω・´)ゞキリッ
フリーランスの人や若年シニア(40代~)は続きをお読み
いただけると参考になるかと存じます。
世の中の流れで、公的年金の繰り下げ需給のお得感という
トレンドがあります。
とはいえ個人の諸事情を考慮するとメリット・デメリット
が気になるので、そういった意味で動画にしました。
動画に登場する猫さんは黒猫むぎちゃんです。
きっかけは、筆者の知人から相談を持ち掛けられた
ことにあります。
賃貸で都心部で暮らしていると
40歳で都心で賃貸暮らししている知人女性がいます。
2歳年下の夫さんと二人暮らしでお子さんは無しです。
39歳までは正規雇用だったのが誕生日月の翌月から
容赦なく非正規雇用になってしまい収入が半分以下
という話です。
さすがに夫さんの稼ぎだけで駅近賃貸マンションでの
暮らしはチョット不安とのことです。
知人女性は、アパレル販売会社勤務で役員報酬もあり
そこそこ収入はあったそうです。
ただ、非正規雇用契約へと移行したため役員報酬が
ボッシュートとなり収入半減というのがかなり痛い
とのことです。
なんでそんなことになったかは聞いてもわからん
ということです。
おそらく会社が女子社員のお局(おつぼね)化を阻止
する狙いだったのかもしれません。
脱マイカージプシー
そこで、まだ余力のある段階で夫さんの実家のある
千葉県の田舎へ移住することを視野に入れて倹約に
励んでいるそうです。
ところが、ここで問題になったのが、
夫さんの実家の近隣へ移住となると、義父親の介護
が漏れなく付いてくるといいます。
夫さんの父親(66)は自営業で長期入院を余儀なく
されていたが、退院の目途が付いて自宅療養となり
数ヶ月ぶりに我が家へ帰還したのだそうです。
既に、夫さんは、父親の介護のため都心とご実家を
マイカー🚘で行ったり来たり、ジプシー状態!
それに加えて兄妹で両親の介護や病院費用の捻出等
なにかと御苦労されているといいます。
筆者は、親の介護経験があるので知人女性から時々
相談に乗っていたのですが、その時に、義両親が、
年金の繰下げ受給制度を利用して75歳まで繰り下げ
する計画ということでした。
( ,,`・ω・´)ンンン?
繰り下げしないで年金もらっちゃっていいんじゃね
と、知人女性に言ったら
夫さんの方はどっちでもいいと言ってるけど
義妹が繰り下げした方が得するよ!
って話を持ち掛けたとのこと。
父親は、息子より娘の方が可愛いから
そうなったのかな~って知人女性と談笑してました。
何の気なしに!
公的年金は雑所得扱いで控除額が設定されてるけど
義妹ちゃんは繰下げ受給のこと知っているのかな?
って話したら、知人女性「何ですと」Σ( ̄□ ̄|||)
となったので、ちょこちょこっと説明しました。
繰下げ受給制度
老齢基礎年金は
受給要件を満たすと、
原則65歳からもらえます。
希望すれば65歳で受け取らず、
66歳以降、75歳までの間で
繰り下げて年金を受け取ることができます。
これを繰下げ受給といいます。
繰下げ受給制度は、
2022年(令和4年)4月1日以降70歳に達する人
(つまり昭和27年4月2日以降に生まれた人)は
最長で75歳(10年間/120カ月)まで、
老齢年金の受給開始時期を繰下げできる制度です。
ただし、昭和27年4月1日以前に生まれた人は
70歳までしか繰り下げできません。
繰下げ受給をすると
繰り下げた期間によって
年金額が増額され、
その増額率は、
ひと月ごとに、0.7%増額されます。
【増額率の計算式】
増額率=0.7%×65歳に達した月から
繰下げ申出月の前月までの月数
国民年金保険料を40年間支払い、
65歳から老齢基礎年金を満額で受け取れる
という前提で計算します。
【1年(12カ月)繰り下げた場合の増額率】
0.7%×12カ月=8.4%
【66歳まで繰り下げ受給した場合の老齢基礎年金額】
・令和6年度の老齢基礎年金の満額は81万6000円
81万6000円+81万6000円×0.084
=88万4544円(年額)
【2年(24カ月)繰り下げた場合の増額率】
0.7%×24カ月=16.8%
【67歳まで繰り下げ受給した場合の老齢基礎年金額】
・令和6年度の老齢基礎年金の満額は81万6000円
81万6000円+81万6000円×0.168
=95万3088円(年額)
まとめ
ひと月単位で繰下げすることができ、
1カ月あたり0.7%年金額を増やすことができます。
たとえば、75歳まで繰り下げて年金受給すると、
もらえる年金は84%多くなります。
繰り下げれば、増えた年金を一生涯もらえるのです。
このように老齢年金の繰下げは、
長生きする人ほどもらえる年金が増える
ということになります。
ただし、繰下げを利用したほうがいい人とは、
働いていて収入がある、
貯金があるなどで年金をもらわなくても生活
できる人に限られます。
また、繰下げをして、老齢年金をもらう前に
亡くなってしまった場合は、まったく年金を
もらえないということもありえます。
税金については
雑所得の控除
公的年金の収入金の控除
基礎控除や扶養控除など
いろいろあるので、節税対策に興味があるなら
気にしておいて損はないかと思います。
もっとも、月商7桁万円を自負されている方には
些細なことかもしれませんが、普通の人にとって
大切なことなのでブログと動画にしました。