薄暗い中雑賀埼の夜道(朝4時)

ごろの道を歩きます。

 

目的地の波早崎(なんぱざき)までは歩いて5・6分とナビに出ています。

 

割と近いんやなぁ。

 

3M 程の道がぐねぐね続きます。

 

カスかな外灯はありますが薄暗く少し気味が悪い。。

 

途中で工事看板が立っています。崖崩れがあったのか、そのせいで途中の道は2mほどと狭く車がすれ違うには厳しい程の幅です。

 

工事中の赤の点滅ライトが崖を照らし少し薄気味悪い感じすらします。

 

その場所を抜けた瞬間。。。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「ザザッ」「ザザッ」「ザザッ」「ザザッ」「ザザッ」

 

山の木を揺らす音が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「えっ?なんやろ?」

 

するとまた「「ザザッ」「ザザッ」「ザザッ」「ザザッ」「ザザッ」「ザザッ」「ザザッ」「ザザッ」「ザザッ」

 

まわりには何もいませんが確かに草木を揺らす音。

誰かがこっちへ向かっているであろう音です。

 

すると次の瞬間。

 

前に現れたのは明らかに野生であろう犬が一匹自分の前に現れたのです。

 

その犬は明らかにお腹を空かせ、やせた感じで目も野生の目。

 

「うわぁ~。もう終わった。最悪。。」

 

その犬はまるで自分に何かを訴えているようにも見えます「ジリッ」こちらをにらみ。

「ヴぅ・・・」

「ヴぅ・・・」

 

今にもとびかかって着そうな勢い。

 

「なんでこんな事になるんや。こんな形で最期を迎える事になるとは・・・・・・。」

 

しかしそんなことを考えている暇はない。過去1・2ぐらいのピンチ?

 

いやそれは分からん。

 

一か八かで息を止めてみよう。。。 クマか!(笑)いま思ったら突っ込みったくなるけどその時はもう必死ですよ。

 

息を止めてゆっくりUターンしようと左足を開けた瞬間。

 

「ウォーーーーーー」

「ウォーーーーーー」

 

まさか!

 

遠吠えを始めたのです。

次の瞬間。

 

後ろを振り向いた僕は身が凍り付きます。

 

そうです。

 

目の前に現れたのは2匹の野犬。

 

なんと囲まれてしまった。。。

 

「もう終わった。。。。」

 

しかもそのうち一匹はボスであろう体格。

 

明らかにお腹を空かせてそうな表情でこちらをジリっとにらんでいます。

 

もうこうなったら止まっていても仕方ない。

 

そのまま息を止めてゆっくり前進。

 

ゆっくり・ゆっくり

 

すれ違いざま心臓バクバク。

 

徒競走前のバクバクとは比べ物にならないぐらい命の危険を感じた。。

 

一匹がちょこちょことついてきましたが。

 

途中でなんとか引き返すことに成功。

 

犬が見えなくなった瞬間。

 

猛ダッシュ!

 

多分今まで最速記録と言えるぐらいの早さだったのではと思ってます。

 

「はぁ。。助かった。しかしなんであんなとこにおんねん。。」

 

犬がいたのは丁度「波破崎」の少し手前。

 

結局朝日は撮れず。。。。。😢

 

旅館前の駐車場でパシャリ。

 

 

 

 

今までにないくらいの恐怖体験をしたのでした。

 

これも良い思い出?です。