もう何年か前の記事のお話し。

House is familyというタイトルで記事をアップした
のは、名前の通り家は沢山の思い出が詰まった
大切な家族の一員であるというメッセージを伝え
たかったからです。

今回はこの物語を数年越しに解説しようと思います。

物語の主人公はおばあちゃんこと、とき子です。
とき子は7歳の時に肇さんと出会って、大学
卒業後に結婚を果たします。

それから大工であった肇さんは西洋風の可愛らしい
家を二人の住居として建てました。

実は、二人が初めて出会った桜の木は、
この家の前に立っていて思い出の地なのです。







僕が思い描いた家のイメージは、家族であり
住んでいる住人を暖かく見守る灯台の様な存在でした。

出会いから別れまでを見守ってくれた家は、
とき子にとってはかけがえのない存在であり、
人生そのものでした。

帰れる場所がある幸せ。
ガラガラってふと扉を開ければ、懐かしい匂い
とともにノスタルジーが湧き上がる、そんな家と
いう素敵な空間に僕は時々想いを馳せます。

この物語の最大のハイライトは、とき子の
最後の言葉に全て詰まっています。

どんな家であれ、その空間がなければ今の自分は
居ないよね、っていう感謝の気持ちが込められています。

長年住んだ家と離れるときの寂しさや切なさは、
原点に回帰させる瞬間でもあります。

よかったら、House is familyをご覧ください。




作家志望