こんにちは。

30歳女性で網膜剥離になりました。


その続きです。



さて前回、網膜剥離の手術の2種類の中でも、

私が受ける予定の網膜復位術(強膜バックリング手術)、略してバックリングが



眼科手術の中で、術中かなり痛いらしい。





ということが判明しました。



まじか〜。

局所麻酔をするのに!?!?



なんでも、シリコンスポンジを眼の筋肉に縫い付けたり引っ張るときに痛いらしいですね。


眼の筋肉は麻酔が効きづらいところなんですって。




……なんで???笑



人間の身体のバグって色々あると個人的には思ってるんですけど、


なぜ歯は一回しか生え変わらないのか、とか。

女性は生理のときに痛みがある、とか。

(というか生理の、胎盤が剥がれる仕組み自体バグ)



眼・目の構造もほんとバグですね。


設計ミス!!!



神さましっかりして!!!!!!!!!




と、ほんと信じられない気持ちです。


そこから入院まで毎日のように

というか、毎日


「網膜剥離 手術 体験記」

「網膜剥離 手術 痛み」

「網膜剥離 バックリング 痛い」

「バックリング 痛み どれくらい」


と調べるように。笑

(今は笑ってますが、当時は笑い事ではありません。)


そしたらもう出るわ出るわ。


個人の体験記ブログももちろんありましたが、知恵袋や痛みに関するホームページにも詳細がありました。

今の時代、ユーチューバーがYouTubeで解説なんかもしてくれてます。



まず、個人の体験記ブログや知恵袋。


硝子体手術体験をされた方たちが

痛みについてなにも触れていなかったりとか、


知恵袋でバックリング手術の痛みについて聞いている質問者に

「網膜剥離手術経験者ですが、全く痛くなかったですよ」


とか回答しています。

(それに私も最初騙されたのですが)




「全く」ということは、それ、硝子体手術で眼の筋肉触られてないからですよー!!!



と伝えたい。



まあ仕方ないですよね。

私もちゃんと調べるまでは知らなかったですもん。

同じ網膜剥離の手術の中でも、やり方が2種類あるなんて。

あと、




眼の筋肉って麻酔効きにくいみたいですよ!!!!!!!!!(2回目)




って、誰にも今まで教えられてなかったですもん!!

これ、常識でした!?


常識だったらすみません!!!!!




もうね、この頃になってやっと私パニックです。


この前のブログを読んでいただいたら分かると思いますが、

網膜剥離です、と診断されたときは結構平気というか、そこまでショックを受けていなかったんです。


どこか他人事というか、

痛みも無いし、

まあ手術したら治るなら良かったー!と思ってました。


手術って麻酔するし痛くないでしょー。


と。




そして更にショックを受けたのが、

【痛みに関するホームページ】の内容です。


みなさんも、「網膜剥離 バックリング 痛い」でググっていただくと1番上に出てくるホームページを見てみてください。


【眼科手術の激痛体験】という内容が書かれたサイトが出てきます。


このサイトの内容は、とある網膜剥離を罹患した20代の女子大学院生がバックリング手術を受けたときの体験について書かれてます。


この内容のすごいところが、

この大学院生はたまたま疼痛看護学研究をしている人で、疼痛評価ツールによる測定・評価をもとに行われた手術中の激痛体験の深い考察が書かれています。



しっかり数値で痛みが表現されていて、

人によって「めっちゃ痛かったー!」の、「めっちゃ」ってどれくらい???という、

曖昧な表現ではないところがすごく興味深く、

しっかりじっくり読んでしまいました。


それが更に手術に対する怖さを助長してしまったんですよね。


いやー、やっぱり数字で表現することって、

就活の自己PRとか仕事上でも、分かりやすく人に説明するために大事、ってよく言われますけど、


ほんとですね!!!!泣




その中には、痛みの限界、耐えられないほどの痛みを100とするならば、


130の痛みであった、と。




限界超えてるだと???




ちなみに、失神するほどの痛みは150らしいです。

失神するまで20しか数値の猶予がない……!?



そんなに!?




そこからは絶望しながら色んなサイトを読んだので、どこのサイトやホームページにどんなことが書かれているのかはあまり記憶がないのですが、


「拷問に近い痛みが1時間続いた」

「もう一生この手術を受けたくない」


というようなこともありました。




さすがに怖くなって泣きました。




なんでこんなことに

と、自宅の洗面台で自分の左眼を見ながら泣きました。



入院日の前日です。


明日から入院で家を離れるし、

あ、でも準備もしないといけないし、

でも涙止まらないし。



ついでに、手術前の左眼をスマホで撮影しておこう

と、洗面台の鏡を利用して写真を撮りました。


(今考えると、私やっぱりちょっと余裕あるな?)



このままここにいても仕方ないので洗面台から離れてリビングへ。


何も知らずにリビングでAmazon primeを観てた旦那が、泣き顔を見てさすがにびっくりしてました。


今まで元気に振る舞ってたけど、心のどこかでやっぱり辛かったんだなー、と改めて自覚しました。



でも仕方ないです。

なってしまったものは。



いよいよ明日から入院で、明後日は手術です。


スーツケースに色んなものを詰めて、

その日は眠りにつきました。



続く。





ちなみに、網膜剥離手術経験者によるYouTubeは、硝子体手術のほうだったので参考になりませんでした。


解散!