『和の夢』 如何でしたでしょうか…


そして、今回お届けする『智の夢』


これは、あくまでもスピンオフ。本来のコラボの設定に沿ってはいますが、私の勝手な妄想です。


その点をご了承のうえ、よければ覗いてみてください…



こんな我儘を快く受け入れて下さった元々のコラボの皆様に、改めて感謝いたします。


素敵な夢をありがとうございました…(*´ω`*)


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「あれ?これ・・・・って・・」

 

 

寝ようと思ったら、ベッドの下にノートの端が見えて、手に取った。何年もそこにあったにしては、埃も被っていない。

 

最後に使ったのは、確か・・ツアー先のホテルでだった。

 

 

「10年・・・12年ぶり?か?」

 

 

黒い表紙の不思議なノート。書いたことがなんでも夢で見れるっていう・・・

 

最初に手元に来たのがいつだったか、どうやって手に入ったのかとか覚えていない。

 

いつの間にか、そこにあって・・・気が付いたら、なくなっていた。

 

それでいいや、って思えて、必死で探すなんてこともしなかった。

 

 

「今考えると、結構、気味悪ぃな」

 

 

そう言いながらも、面白さも感じていた。昔懐かし・・って感情も、あった。

 

中は相変わらず真っ白

 

それでも、ここには無数の夢が描かれてきた・・・・

 

 

「そうだ」

 

 

懐かしさと共に、訪れた悪戯めいた思いつき。俺は、10年以上ぶりにノートにある夢を書いた。文字はノートに吸い込まれるように消えてなくなっていく。

 

 

「夢とは違うけど・・・ま、いっか。

 

もしまたバグっても、今回は俺一人だし。」

 

 

ふふ

 

・・・ニノ。ごめん。

 

 

そして、俺はノートを閉じた。