ご訪問ありがとうございます。2014年頃、長男が生まれる時の話です。長男は前期に前置胎盤を指摘され、その後逆子で予定帝王切開となりました。おっとりとしつつ、まあまあ変わったところもあるな〜と思っていたら、6歳で発達障害(発達神経症)を指摘され、高IQギフテッド児であることがわかりました。

こんばんは。今日は選挙でしたけど、投票所の外まで待ち列ができていて、いつもと違う感じがして、ちょっと嬉しかったです。




長男が親子丼を食べながら、おいしーおいしーと言いながら、「親と子供を一つの丼に入れちゃうなんて、人間てなんて残酷なんだ..」と呟いているのを目撃した、かいマムです。

 



 

さて今日はそんな長男を出産した時にちょっとしんどかったこと。

後半、悲しい記述がありますので、妊娠中で情緒が安定しない方はやめておいてください。

 

 

 

出産0日目木曜は、入院した時に最初いた部屋に戻りましたが、翌日1日目金曜には、半分麻酔なしの状態にもかかわらず、強引に離床、尿カテ抜去し、さ、部屋移動ですよ!と午後に部屋のお引っ越しをしました。

 

 

麻酔が効いていなかった理由はこちら

 

 

 

入院当初の部屋は、出産前要入院妊婦、出産後の部屋は経産婦、という線引きでした。

 

 

 

運が悪かったんだと思いますけど、この引っ越し後の部屋ものすっごい音の問題のある部屋で....同室の方のいびきとか、陣痛室の前の部屋だったもんで、叫び声とか。退院までの10日間、1日たりとて熟睡できる日はありませんでした...初日に夫に耳栓持ってきて!って頼んだ。相部屋に入院予定の方は耳栓必須です。

 


 

部屋のレイアウトはこんな感じなんですが、

 

 

お隣の方が外国籍の方で...

外国の方って家族をとても大切にされるので、日中わんさわんさ親族の方が来るんですね。んでどう考えても部屋の中に入らんやろって人数が入られるので、こういう状態。

 

 

 

辛かったぁ。

 

お祝いでこられてるので水を差すようで、言いづらいし...。

 

今はコロナで面会禁止でしょうから、こういうことはないと思いますが。

 

 

 

んでもう一つ、入院中一番きつかったこと。

 

情緒が安定しない方はここから読むのをやめておいてくださいね。

 

 

 

大学病院なので、夜中に個人病院では手に負えないケースが救急搬送されてきます。

この部屋、特別個室の隣の部屋だったんですね。

 



 

ある日の夜中、この特別室に妊婦さんが搬送されました。

 

 

患者さんのプライバシーを守るためなのか、他の妊産婦さんへの影響などの配慮なのか、陣痛室がいっぱいだったのかわかりませんが、絶叫している声や、看護師さんがものすごいバタバタしている声や医療器具を運び込む音がずっとしていました。

 

 

患者さん到着から1時間後くらいに旦那さんが来た音がしました。廊下で英語で電話をしまくっていたので、外国の方だったんだと思います。

 

 

怖い。

お願い、助かって、お願い。

 

 

生まれたての自分の息子をかき抱き、もう涙が止まりませんでした。

 

 

4時頃に旦那さんが慟哭する声がしました。

赤ちゃんの泣き声は聞こえません。

お母さんの声も聞こえません。

 

 

私もうまく息ができなくなってしまいました。

 

 

 

翌朝朝食前だったのでまだ6時台だったと思います。親族の方が何人もいらっしゃっているようでした。いつも開け放たれている特別室は扉が閉まっており、異国の言葉で重いボソボソ声と啜り泣く声が聞こえていました。

 

 

 

 

 

その日の夕方にはまた特別室の扉は開け放たれていて、まるで何事もなかったように清掃され、整理整頓されていました。

 

 

看護師さんに何も聞けなかったし、だから本当のところ何が起こったのかもわかりません。

 

 

けど、怖くて怖くて、

とにかく涙が止まりませんでした。

 

 

 

傷が開いてもいい、

長男を連れて、

今すぐ夫の待つ家に帰りたい、

と思いました。

 

 

 

🌀かいマムのかいまわり10月号🌀