(・ワ・) えー、一部の経済評論家の間では通貨安で国が
亡ぶことがあっても、通貨高では滅ばないと言ってる人々
がいましたね。
これの反例が今豪州で起きつつあります。
(・w・) 対ドルで豪州ドルは通貨高が2009年から続きました。
その結果、輸出競争力を無くした豪州の製造業は崩壊の危機
に晒されています。
急速にしぼむ豪州の製造業-自動車に続きアルコアも事業縮小
- Bloomberg
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N17YUY6JTSEP01.html
(抜粋)
米フォード・モーター、ゼネラル・モーターズ(GM)に続き
トヨタ自動車 も今月に入って、豪州での自動車生産を中止
すると発表。
同国の自動車・部品製造業界で働く約5万人の雇用が
脅かされている。
クイーンズランド大学経済学部のジョン・クイギン教授は、
「従来の大規模製造業の大半は終えんを迎えている。
急激な落ち込みはほとんどが豪ドル相場上昇の結果だ」と
指摘した。豪ドルは米ドルに対し2009-12年に約50%上昇し、
豪州の輸出競争力が低下する一方、輸入が有利になっている。
(抜粋ここまで)
(・ワ・;) えー、日本も今でこそ量的緩和による円安で一息つけ
輸出企業の決算も黒字転換してる所が多いですが、数年で急激
に通貨高が進んだ場合の破壊力は壊滅的です。
(=w=;) 3年で5割の通貨高によるコスト上昇なんて吸収
出来るものではないです。が、そこで失われる製造業の雇用者は
中間所得者層そのものですし。
(・w・;) 一度失われてしまえば、豪州で仮に通貨安になったと
してもそうそう簡単には戻っては来ないでしょう。
製造業がある程度残ってる日本ですら、1年程度では輸出数量
の回復に四苦八苦してる訳ですし。
(・д・) 一部で言われている通貨高では国が亡びないって話は
こと、製造業の壊滅って意味合いで考えると首を傾げる結論に
なります。
(=ワ=;) 極端な相場変動はどちらに動いても首が締まる訳です。
雇用の維持の側面から考えても、製造業はあった方がいいです
しね。
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過度の通貨高放置が製造業の全滅を招いた場合、雇用を維持
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