この曲は、非常に美しい曲で小学生の時の憧れの曲でした。

 

こちらの曲の連弾版を見つけたので、生徒さんと弾くのですがとても楽しみ!!

伝説ピアニストのチェルカスキーの大変に美しいソロ演奏を見つけましたのでご視聴ください。
 

 

へ調のメロディ楽譜DL
↑楽譜はこちらよりDL可能。最初の1曲目の、Melody in F

 

 


この曲は、私にとっては思い入れが深い。

 

幼少期にピアノ指導をしていた母親がピアノ曲集のレコード集を買い、それについてきた楽譜の中に入っていた、初めてピアノ曲が綺麗だなと思った、初めての曲。小学校低学年ー当時通っていた近所のピアノの先生が、全然曲を教えてくれず(笑) 超絶につまらない曲ばかりで、(それこそバイエルやチェルニーだけ)心底辟易していた時に、この曲で救われました。ピアノの曲の美しさに、レコードの演奏は名演だったし惹きこまれた。しかし、先生が教える音や演奏、曲、は全く持って違う世界に非常に落胆した記憶がよみがえってくる、、そんな思いでの曲なのです笑い泣き

 

当然そこからは真面目にレッスン曲などやらずに、ぜーんぶこの曲集の曲を勝手に家で練習してマスターしてしまった。今考えると私の初見能力はこの自力練習の成果だな?と思います。結局レッスンで見てもらえる事は一度もなかったけど、毎日レコード集に入ってる楽譜を譜読みして勝手に弾いて練習して、そんな思い出があふれてきました。毎日毎日数百曲の楽譜と向き合って、(先生には内緒で笑い泣き)楽しいピアノ生活の日々でしたね!大学行ってから、「4分音符の長さ違う!やりなおしー!」となって、地獄は見ましたが…。まぁ、私は真面目な生徒ではなく常に反抗して真逆の意見を貫き通したので、いまだにそうだけど、気付きというものはそうでもないと得られないよなぁと実感しているところです。指示待ち、他力本願はよくないなゲラゲラ

 

 

今こうして、生徒を通じてこの曲を聴いてみると、ヘ長調の世界観が本当に美しくて心が非常に平和になってくる感覚があります。色はなぜか淡いピンクが見えてくる。この、ヘ長調ーin Fの世界が非常に素晴らしい感性とともに作曲された曲であると言っても過言ではないと思います。

 

なによりも、このチェルカスキーの古楽観点からの「語りの音楽」は誰が聞いてもとてもとても美しい。

一番最後のF音のふんわりと消え入る瞬間は、ため息しかありません!

 

 

この曲がなぜ子供曲集のジャンルなのか全く意味が分からないけど、この語り口調はどう考えても大人の知性からしか生まれません。そして、親指だけで紡いでいくメロディラインはかなりの技巧を要しますね!ということで、これは結構難曲の部類です。

なおかつ、古楽的な奏法(イネガル)も入る。知っていないとなかなか「上手な」演奏にはならない。シンプルで一見簡単そうに見える曲というのは、そういった課題が大きいしとても目立つ。

 

ルービシュタインという方の、美学の世界に心打たれた時間でした。

幼いころに、こういった世界観を先生から教わりたかったなー。