指の柔軟性が非常に重要ですが、今日は中上級以降のレベルの方向けにおすすめの練習曲をあげてみます。
生徒さんのレッスンでも実際使用します。忙しい受験生、社会人の方。そういう人にはチェルニー練習曲やら、ハノンやら、ソナチネやらを経てからの併用曲は厳しいほど時間が足りません。なので結構使用します。メカニック的な指訓練に特化しているので、「筋トレ」として割り切る事が重要です。が、計り知れない恩恵を受ける事が出来るのがブラームスエチュードの特徴。
本当は実際のレッスンで音の出し方、タッチ(指の使い方)を目のまで実践で習える事がベストです。
ブラームスの51のエクササイズ(練習曲)。
私がこの練習曲を知ったのは大学生の授業でした。その当時の教授は、「この曲集が弾けなければピアニストにはなれません」といいきってました。この練習曲は、”曲”という綺麗なものではなくて、ブラームスの考える極限までの指の柔軟性。これに特化されています。なので練習は非常に非常に過酷、そしてとても”弾く”という事が全然出来ない。(きちんとした指を使えていないとダメという意味)
でも逆に、じゃあ弾けたらなれるのか!?と。
なので、音大教授のすすめる教本としては良きかな。と思いますので共有してみます。
ISMLPの楽譜無料DLサイトのリンクを貼っておきます。
【注意点】
3-4の指間をがっつり柔軟させる効果が大。しかし、初心者はやると腱鞘炎になりやすいので要注意。しっかり毎日のハノンやチェルニー30番最後程度まで弾いた事がある方向け。各指の独立がすでに出来ている人向け。手がしっかりしている中高生以上。小学校中学年以下は指にもよるが、私ならちょっと考えます。
【向いてる人】
中上級レベル、忙しいピアノの先生、ピアニスト。1週間くらい練習できない!!という非常事態の時に、すぐに指を動かしたい。などのご要望に最適な練習曲。指の柔軟性が戻りやすいです。
こちらの、8番。a,bが二つあります。
【練習ポイント】
私のおすすめとしては、aは各リピート10回はやりましょう。
テンポは速いのはあまりよくない。表記はレッジェーロだが最初はむしろ、わざとモルトレガートにして「指圧」タッチで筋トレするイメージでやりましょう。筋トレ後、テンポで弾いてもOK。その延長でbへ即突入。連続練習してください。bの各リピートは4,5回は弾くこと。
こちらの練習に10分程度でも時間を割けば、血行が戻ってくる感覚があります。しばらくピアノに触れていない、基礎練習を省きたいなど、お手軽な時間でコスパのよい練習曲。としてお使いください。
【曲としてやるのではなく、筋トレのイメージで】
基礎練習の一貫です。なので、曲として何かやろう、感じようというものではないことを注意します。
指の柔軟性、各指の独立、特に3-4の指間の広がる感覚。必ず、本物のアコースティックピアノで行う事(もしくは、電子ピアノは重いタッチなど)が望ましい。出来ればグランドピアノを使ってください。(ハンマーが下から突き上げるので指が重さを感じやすいので)淡々粛々とやります。ただしい指の形、(手がアーチ型、各指が鍵盤を掴む感覚)で行えるのがベスト。