今日の大人の生徒さんレッスン備忘録です歩く

レッスン曲

1,パルティータ第一番、ジーグ

2,ワルツ遺作14番・ショパン

 

感性豊かな生徒さんだからこそ、確実音として具現化する方法。

音を1つ1つ読まない譜読みの方法を教えました。最短ルートです。

どちらの曲も数小節教えるだけ。構造は同じなのでやる事がずっと同じ。

 

 

1のジーグ。これは、まず非常に効率的な練習方法としては、

①右手はまんなかの楽譜通りポジションに置いたまま(決して弾かない)

②左手のソプラノ声部とベースの声部を「インテンポ」で弾く練習を最初にやる。この時音価が重要・ソプラノ声部と、バスの音は別の音色が必要となる

③右手の分散を重音でとって両手を合わせる

④右手分散させてゆっくり両手

 

②のテンポが重要です。フレーズ感を見失わないように。

 

この曲は共通点として、ブルグミューラー25の練習曲の「つばめ」とそっくり。実際、つばめが弾ける小学生生徒でもこちらのジーグは上記の練習法で実は弾けます。よって、読譜の方法次第で難しくもなり、簡単にもなる典型的な曲。混乱しそうな難しそうな楽譜を簡単に難易度を下げる事を先にやるのがポイント。指が回るとか、才能があるとか、一切関係のない曲といえます。それよりも、譜面の理解力、脳トレ。これが必要となるので音符を並びで読ませない事を教えます。自力で出来るようになるには数年はかかると思います。独学でも、最低でも実践的な楽典基礎知識は入れておくべきです。アップおすすめの著書はこれアップ

 

 

2,ワルツ遺作14番

ショパンのメランコリックな旋律美は、メロディにあって、多くの学習者はメロディのみに耳が行きがちなですが、ショパンを美しく弾くためには、まず左手が美しく弾けていなければいけない。右手は左手がシステム的に仕上がっていれば勝手に歌いだすシステムなのがショパンの特徴。本人も相当左手の弾き方にはうるさかったようです。

 

練習方法

①まずは左手は命。アーティキュレーション(発音)の質が問われるため、対面レッスン必須。ずんちゃっちゃワルツのリズムではない。8小節を大きな1つのフレーズとして取る。1拍めは前拍からの終着点としてフレーズ終わりのように弾くが、1拍めの概念は変わらない。これを楽節単位8小節のフレーズとして取る練習を徹底する。すでに、この時点でショパンの「歌う奏法」が8割ほど完成すると言ってもよいと思います。ただし弾き方の注意はかなり必要。

②右手。最低限のフレージング、スラーの最後の音のイントネーションに注意。左が出来ていれば右手は勝手に歌いだす。

 

ショパンは非常に自然な流れの音楽で、情感の表現は楽譜の中に明確に書かれている。非常に詩的な表現というのは楽譜の中の話であって、それが音として具現化した時に、聴く人がショパンのはかなさ、激しさがポーランドの文化的な背景を彷彿させる音楽となって受け取ってくれると思います。