BUMP OF CHICKEN未聴者にお勧めしたい私的12曲(1/3) | ユークリッド空間の音

BUMP OF CHICKEN未聴者にお勧めしたい私的12曲(1/3)

最近のブログに

 

「『BUMP OF CHICKENを知らない人に

  BUMP OF CHICKEN12曲を勧めるとしたら?』

 みたいなことを考えています」

 

と書いたので

ちょっと考えてみました。

 

あくまで個人的な見解です。

 

BUMP OF CHICKENを知らない人に勧めたい12曲。

(~「aurora arc」の範囲内)

今回は4曲。

 

 

 

 

1.月虹

 

私的イメージ「どれひとつ欠けてはならない数多の命」

 

印象的な歌詞

「同じ様な生き物ばかりなのに

 どうしてなんだろう わざわざ生まれたのは」

「あっただけの命が震えていた

 理由はひとつだけ 虹を見たから

 いつだって 舞台の上」

 

ケルティックな雰囲気漂う優れた楽曲が

一番の魅力だと思う。

イントロとアウトロの呼応も素晴らしい。

上下動の細かなBUMPの曲の良さが活かされていると思う。

メッセージ性も良いです。

開幕に持ってきたい曲。

 

 

 

 

 

2.天体観測

 

私的イメージ「過去の自分全てが今を支えている」

 

印象的な歌詞

「見えてるモノを見落として 望遠鏡をまた担いで

 静寂と暗闇の帰り道を 駆け抜けた

 そうして知った痛みが 未だに僕を支えている

 『イマ』という ほうき星 今も一人追いかけている」

 

「今」というものを恒常的なテーマとしているBUMPにとって

代名詞的な楽曲なんじゃあないだろうか。

BUMPの曲の中でも

歌詞がもっとも抽象的と言われているらしい。

言われてみれば歌詞中の「君」は

大切な人とも取れるし、弱かった自分とも取れる。

このテーマを主軸とした曲の中では

歌詞と曲とのマッチングが抜群に良いと思う。

だからこそ超メジャーになったのかもしれない。

これも開幕に持ってきたかったけど

私的感覚で2曲目に。

 

 

 

 

 

3.メーデー

 

私的イメージ「『自身が想われている』という想いが自身を救う」

 

印象的な歌詞

「傷付ける代わりに 同じだけ傷付こう

 分かち合えるもんじゃないのなら 二倍あればいい」

「響く救難信号 深い心の片隅

 こんなところにいたの 側においで 逃げなくていいよ

 触れた発信源に 届けるよ 口付け

 君から預かってきたんだよ」

 

アルバム「orbital period」辺りで

「『自身』対『自身』」が多かった楽曲に

「『自身』対『相手』」の構図の曲が徐々に増えていったように感じます。

この曲はたぶんその一番大きな転機であり

象徴であるんじゃないか。

扱っている題材も一番切実なものだと思う。

「救難信号」というメッセージ性はとても強い。

 

 

 

4.車輪の唄

 

私的イメージ「旋律と対比の秀逸な叙事(?)詩」

 

印象的な歌詞

「線路沿いの下り坂を 風よりも早く飛ばしていく 君に追いつけと

 錆び付いた車輪 悲鳴を上げ 精一杯電車と並ぶけれど

 ゆっくり離されてく」

 

マンドリン使用曲。

イントロのマンドリンのメロディー、

冒頭のボーカルのメロディーはどこかクラシカルで秀逸です。

「君」の旅立ちを見送る「僕」の美しくも切ない物語が

本当にきれいに描写されていると思う。

タイトルの「車輪」は「車輪」でなくてはならないし

言葉選びも素晴らしいと思います。

 

動画リンク