「ロストマン」 | ユークリッド空間の音

「ロストマン」

「破り損なった手作りの地図 印を付ける現在地
 ここが出発点 踏み出す足は いつだって初めの一歩
 君を忘れたこの世界を 愛せたときは会いに行くよ
 間違った旅路の果てに 正しさを祈りながら

 再会を祈りながら」

 ロストマン(BUMP OF CHICKEN)



BUMPに傾倒し始めた頃から
「ロストマン」は長く聞いているのですが
ずっと歌詞の最後の部分がもやもやしていました。

「再会」の部分。


独り善がりな思いですが
今は「こんな意味なのかなあ」と思っていることがあります。


豊富とは言えない人生の中で
幾許かの永訣を経験してきました。
あとになって
「本当に彼(彼女)はいたんだろうか」
と思ってしまったこともあります。


彼がいない今の世界に目を背けたならば、
それがすぐに
「彼がかつていた世界」をも否定することに
なるんじゃないか。
今の世界を直視することで
「彼がかつていた世界」を肯定できるんじゃないか。


つらつらとそんなことを思ったりしました。