「学芸会」――絶体絶命―― | ユークリッド空間の音

「学芸会」――絶体絶命――

「この世界では僕は少年D 名前も知らない少年D

 台詞はひとつ『おやすみなさい』 そう僕がいなくても始まる舞台の

 端っこに立った少年D 誰も僕なんか見ちゃいない

 でも彼にとってはVIP そう僕がいたって もしもいなくたって

 違いなどないって? んなわけないって

 僕がいないとこうなんないんだって」


  学芸会(RADWIMPS)




高校最後の文化祭で

有志の劇に参加しました。


3人いる主役の内の1人でした。


「詐欺で捕まった囚人」(笑)。


最後には爆死という設定でした。


本番では与えられた時間をオーバーして

迷惑をかけたことを憶えています。




人前にでるのが苦手な割には

こういうことは好きなんでしょうね。

たぶん自分と違う自分で人前に出られるから。。。


だからウロボロス高校第三演劇部も

抵抗なくやれたのだと思う。



わたしは演技や発声や演出の点で

及第点に至っているかどうかは疑問でしたが

こういうことをするには

「他の視点から見て自分がどう見えているのか」

って必要になってきますよね。



普段でもそうかもしれない。

自分が操れるのは自分しかいないけれど

何をやっても許されるということではなく

接する相手の立場を考えて動く。


大言壮語を吐いたりしても

いつもは無口だとしても

慕う人がいるのならば

たぶんそういう点で振舞いをコントロールしているんだろうなあ。


自分が気持ちいいことと

自分の世界が気持ちいいことはちょっと違う。





曲のイメージはエキゾチックで

ところどころ日本の古い音階(?)を

使っているようにも聴こえる。


同じ歌詞が最後にまた出てきたときに

短調から長調にひっくり返って

輝かしい響きになっていたのには痺れました。



「この世界では僕は少年D 名前も持たない少年D

 台詞はひとつ『おやすみなさい』 そう僕がいなくても始まる舞台の

 端っこに立った少年D 誰一人彼など見ちゃいない

 でも僕にとってはVIP

 そう僕がいないと始まんないんだよ

 僕がいなくても始まる世界

 でも僕がいないと始まんないんだよ

 僕の世界は」