たのしい算数「鶴亀算」4 | ユークリッド空間の音

たのしい算数「鶴亀算」4

前回までのお話→たのしい算数「鶴亀算」3


ツルとカメが何匹かいる。

ツルはカメより3匹多く、

足は全部で42本である。

ツルとカメの匹数を求めよ。



 ※    ※


待てよユウ。

おまえは図を描け図を描けってうるさいけどさ、

なんでそんなことにこだわるんだよ。

手順を追ってやったオレのやり方がいいだろう。


「算数はイメージの学問なの。

 だから図や表でまとめることが必要なのよ」


イメージの学問だあ~?


「そう。

 それにリドルくん、

 図式化することは一般化することなのよ」


型にはめる、ってことだろ。


「違うわねー。

 考え方のメソッドを押さえることよ。

 型にはめてばかりじゃ、応用は利かないの」


前置きはいいからさ……。

オレの図のどこがおかしいんだよ。



200810151

「手掛かりを充分にいかせてないの。

 さっき、点描の部分の面積は

   3×2=6

 になることを言ってたけど、

 それがかなりいい線いってたの。

 それ以外の条件をいかす図はほかにあるのよ」


ほかの手掛かりねえ……。


「こうするんだよ」


ユウはまた不器用な手つきで壁に図を描きはじめた。



20081017

え、あれ、縦になってる。


「そう。

 今回の問題のポイントは、

 ツルの匹数とカメの匹数の差が3匹、ってことだよね。

 だから、ツル3匹分を除くと

 ツルとカメの数が同じになる。

 縦にくっつけると、この条件が利用できるの」


そうか……。

図を見ると解ってきた。


斜線の部分の面積は

 3×2=6

全体の面積が42だから、

斜線のかかっていない部分の面積は

 42-6=36

この長方形の縦は

 4+2=6

だから長方形の横は

 36÷6=6

これがカメの匹数。

ツルはそれより3匹多いから

 6+3=9


「長方形の組み合わせは何とおりかあるからねー。

 場合によってどこにくっつけるかを

 考えないといけないんだ。


 大事なのは、

 縦と横はめったにひっくりかえせないってこと。

 単位がばらばらになっちゃうからね」





めでたくチョコを奪われたリドルは……、


黙々と壁のラクガキを消していた。