冬苺 | ユークリッド空間の音

冬苺

母が「死にたい」と云った。



わたしはしばらくなにも云えなかった。




云うという行為には勇気が要る。



少しだけ、話をした。



母は泣いた。



わたしにはまだ判断がつきかねている。




俳句の三上史郎先生の亡くなられた奥さまの句が浮かんだ。





何もしてあげられない日冬苺