名残り雪 | ユークリッド空間の音

名残り雪

今日何とかパソコンの共有化に成功しました。

私にとっては奇蹟です。

一度ノートパソコンに「DESK」と名付けてしまい(本当は「NOTE」)、

かなり混乱しましたが。

共有ファイルが出来た時には「おおおおお!」と感動。

我ながら小さい人間です。


で、本筋に入りましょう。

六月頃に注文したCDが、先日やっと届きました。

何でこんなに遅れたのか業者さんに問い合わせたところ、

手違いがあって登録がなされていなかったそうです。

やれやれ……。


そんなこんなでゲットしたCDは、「ラウタヴァーラピアノ作品集」。

多分、9割方の方がその名を知らない筈です。

エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928~)

舌を噛みそうな名前です。

フィンランド出身の作曲家。

ピアノを中心に、交響曲、ピアノ協奏曲とかも書いています。

曲は調性を残しながらも無調性でソフトに包まれており、

そのバランスが絶妙。

現代音楽の入門としてはかなり評価が高いのではないでしょうか。


今回収録されていたのは以下の通り。

・練習曲集Op.42

・組曲「イコン」Op.6 

・前奏曲集Op.7

・パルティータOp.34

・ピアノソナタ第1番「キリストと漁夫」Op.50

・ピアノソナタ第2番「火の説法」Op.64


ラウタヴァーラの曲の特徴としては、

ロングトーンのメロディーの下に、

速いパッセージで伴奏がうねる、という点でしょうか。

ショパンの練習曲Op.25-1(エオリアンハープ)みたいな感じです。


今回のCDでは、ピアノをまだ勉強していなかった時期に書かれた

「イコン」と、有名な「火の説法」がセットになっているのが特長。

この二つは、全音の楽譜でもセットになって出版されているので、

聴く&弾く価値があると思います。

試聴とか出来ると良いんですけどね……。


ラウタヴァーラ関連では、

「交響曲第7番『光の天使』」「ピアノ協奏曲第3番『夢の贈り物』」

私のオススメです。