前回の続きです。
郵便事情の悪い国としてよく名前が挙がるのはフランス、イタリア、スペイン、ロシア、メキシコ、ブラジル… といったところでしょうか。
自分もこれらの国々に始めて送った時にはそれなりに気を揉みました。

ワールドワイド設定にした時に、もうどこの国のお客さんに買われても構わない、と覚悟を決めてはいたものの、しばらくはこれらの国々に送る機会がありませんでした。

日本びいきが多いイメージもあったフランスからのお買い上げもずいぶん長いことなく、若干拍子抜けしつつも、内心どこか安堵していた部分もありました。

しかしついにその日はやってきました。バイヤーの居住地を示すcountryの欄には紛れもなくFranceの文字が!
もっともそのころには既に色々な国に発送していて「わりと問題ない」という手応えも掴んでいたので、まぁなるようになるだろうというくらいの心持ちでした。
しかしその結末は意外なものでした。郵便局では書留郵便物の大まかな状況をメール通知してくれるサービスがあります。『国際郵便マイページサービス事務局からのお知らせ』という件名のものですがメール自体にはあまり詳細な情報は記されていないので、とりあえずは受付日時と現在の状況だけをチェックするのですが、ある日のメールを見ると、EMSでもないのにそれまでで最速の部類に入るスピードで「配達完了」となっているものがありました。

それこそが、あの初のフランス宛発送だったのです。
無事に届くどころか早さまで伴っていたのが驚きでした。一度だけならたまたまということもあり得ますが、その後フランスに送る機会も増え、概ね同じような日数(一週間前後)で届いているので、安定しているという印象すら受けます。今ではフランスからのお買い上げは「むしろウェルカム」です!

このことはネットなどでの悪評にひるまず実際にやってみなければわからないといういい例です。まあ今後もまったく問題が起きないとは言い切れませんが、とにかく最低限の決まりごとさえしっかり守ってやれば問題も最小限に留まるものです。

ただもっと大事だと思うのは、やる前からトラブルを過度に恐れないメンタリティを持つ事でしょう。なんだかんだ言っても国内発送に比べれば問題が起きる頻度は高いかと思いますが、それに対処することで経験値はグッと上がります。

百聞は一見にしかず

とはよく言ったものですね。^^