センター試験 2019 化学 解説 第2問 | もるもる集合場

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みんな頑張れ!! ヾ(●´∀`●)/

第2問

 

問1 ⑤

 

苦手意識は混乱のもとです。落ち着いて文章を読みましょう。ちゅ♪

 

ヒント1:H22の生成熱は正反応です。

 

  と、いうことは、、、アとイの順番が④~⑥に決まります。

 

 

ヒント2:過酸化水素の生成熱を表す熱化学方程式 「H2O2H2O2136J」と、

「反応熱=生成物の結合エネルギーの和-反応物の結合エネルギーの和」より

 

 O-Hの結合エネルギーをQとすると、、、

   

1362Q144(436498)  と、いう式ができるので、

Q463J

 

 

問2 ①

 

正反応と逆反応の速度が等しい時「V1V2」が平衡状態になった時です。すると、以下の式ができます。

 

K1[A]K2[B]・・・・式(1)

 

また、平衡状態での各物質の濃度は以下のように表されます。

 

       A   ⇔  B

 初濃度   1.2    

 反応量   x      x

 平衡時  1.2-x    x   

 

 

平衡時の濃度をこ条件を式(1)に代入すると、、、

 

5.0(1.2x)=x

x=1.0  となるので、下線の式より

 

[A]1.210.2  となります!! 

 

⑤を選んだあわてんぼうは、とっても残念です。。落ち着きましょう。。(´д`;)

 

 

 

 

問3 ②

 

溶解積キター━━ヽ(゚Д゚;)ノ━━!!!!!

まってました。以外と苦手な人が多いので、得点率は低かったのでは??

 

溶解度積は、、、

計算した値lpが溶解度積Kspを「こえたら沈殿アリ」「こえないなら沈殿なし」というお話です。

では、実際に比べていきましょう。

まず、Kspを求めます。グラフより、、一番読みやすい値をとると、、

 

今回は、、 Ksp/[Ag+]0.6×10-5 と [Ag+]3×105  を使用すると、

 

Ksp 0.6×10-5 × 3×105 =1.8×1010 (mol/L)2

 

次に、条件の値より,lpを求めます。 

(*両溶液を1Lずつ混ぜるとすると、全体積は2Lになることに注意!)

 

 lp[Ag]×[Cl]より、、

 

ア:1.0/2×1.0/2×10-10 0.25×10-10   lp < Ksp  沈殿しない!

イ:2.0/2×2.0/2×10-10 1.0×10-10   lp < Ksp  沈殿しない!

ウ:3.0/2×3.0/2×10-10 2.25×10-10   lp > Ksp  沈殿する!

エ:4.0/2×2.0/2×10-10 2.0×10-10   lp > Ksp  沈殿する!

エ:5.0/2×1.0/2×10-10 1.25×10-10   lp < Ksp  沈殿しない!

 

よって、ウとエのみ沈殿することがわかります。きらん

 

 

やはり、、点数差が開きそうな問題でしたね苦笑