センター試験 2017 化学 第4問 解説!! | もるもる集合場

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みんな頑張れ!! ヾ(●´∀`●)/

いよいよ有機です。ここは得点源ですよ!!つながるうさぎ

 

第4問  勇気をだせば有機はいけるっ P(*`Д´*)9

 

 

問1  ①

 

 ①アセチレンに水を付加すると、ビニルアルコール(不安定)を経て

アセトアルデヒドになっちゃいます。

 

 

 

問2  ④

 

 エステルの加水分解です! まずは、、

 

 エステルA H2O   アルコールB + カルボン酸C

  

 と、いう反応式から、今回のアルコールCの正体を考えます。

  エステルAと水を足すと、左辺の原子の数は「 C5H12O3 」となり、

これが右辺のBCになるのです。(両辺の原子数は変わらない。)

 

 次に、Bが「還元性のあるカルボン酸」と書いてあるので、

Bの正体は、きちんとお勉強した人にとっては超楽勝ですね。

 

そうです!! ギ酸「 HCOOH 」です。(゚∀゚)

 

よって、アルコールCの構成元素は「 C4H10O1 」となり、Cがブタノール

ということが分かります。

 

  このアルコールの構造異性体は、(ヒドロキシ基を☆とする)

 

C-C-C-C

     

     C-C-C

    C        4パターンがあります。 (´з`)

 

問3  3:③  4:①  5:⑦  6:

 

 これは間違っちゃいけません。

この様な反応系統図を覚えることが有機をマスターする第一歩です。(゚ω゚)

 

 

 

問4  ③

 

  元素分析の問題ですね。

  

CO2 mol :  352 / 44 8 mol  ⇒ Cmol 8 

H2Omol :  126 / 18 7 mol  ⇒ Hmol 14

 

  CH 814 と求められます。

 

  ただし、化合物Aはブタン由来の物質なので、化合物Aの炭素数は4であり、

よって、CH 47 という比が得られます。

 

飽和炭化水素は、「 CNH2N+2 」なので、塩素原子が全て塩素原子だと考えれば、

C4H10 」となり、水素原子は全部で10のはずなのです。

 

と、いうことで 塩素原子の数は、10-73 となります!! (*´ω`*)

 

 

 

問5  

 

 

 a  ⑥

 

   「油脂に水酸化ナトリウムを加えて加熱」←けん化です。

 

   この時、溶液中に生じたカルボン酸の塩(セッケン分子)は、

      会合コロイド(ミセル)となり、親水コロイドとして存在しています。

 

    ここに、電解質を加えると沈殿が生じたということなので、

      この現象は塩析です!

 

 

 b  ⑤

 

   実験Ⅱは

 

・試験管ア:脂肪酸ナトリウム( RCOONa )の水溶液( RCOO- Naに電離 )

・試験管イ:硫酸ドデシルナトリウムの水溶液

 

   これらにカルシウムイオン( Ca2+ )を加えると、、

 

  ・試験管アでは、、 

2RCOO- Ca2   → (RCOO)2Ca

 

という反応が起こり、水に不溶な塩が沈殿し、溶液は白濁します。

 

*セッケンは硬水中( Ca2+ Mg2+ を多く含む水)では、この反応が起こり

洗浄力低下します!!

 

   ・試験管イでは、、

      何もおこりません。よって、均一な溶液のままです。

 

 

以上、有機化合物でした!!!!!!!! 

 

解けたかな??(*´ω`*)