ふと目が覚める、年甲斐もない二度寝の後


寝ぼけた頭に記憶の感情が充満する


遠い昔の遠い我が家の絶対的な安心感を持って宇宙の片隅でぬくぬくと生活していた、ごろ寝から目覚めたわたしの感情


自ずから比較するような気持ちになって


いつも決して消えない不安を持って生きている今の自分 をあらためて認識する


続・続〜最後から2番目の恋 で 聞いた


淋しくない大人なんていない 


というフレーズが入ってきて


わたしを少し慰める


親二人を見送って、兄弟が欠けて…を経ながらも


今の家庭を愛し居場所を持ち、育んできたはずの私


あの頃の絶対的な安定感はどこへ行った?


私の幼児性か?喪失感か?

はたまたノスタルジーか?

大病をしたせいか?

老いていく淋しさか?暇か?

年金で食べていけない時代のせいなのか?


確かにパートの疲れのせいで家事は分担で疎か、食事もほとんどそれぞれだなあ


なんなんなんだかわからない


守られていたんだなあ…あの頃


淋しくない大人なんていない


でも今も守ってくれていることは間違いないだろうし、私も家族チームと共に進む一日一日が、あの頃より丁寧に愛おしいのは事実だ。