今回は献呈本についてです。
「けんていぼん」と読みますが
あまり馴染みのない言葉だと
思いますので、ちょっとご説明
いたします。
出版界では、
自分の本が発行されたとき、
著者が友人・知人あてに自分の
本を送る慣習があります。
その本のことを
献呈本と呼んでいます。
あくまでも本人の希望であり
必ず行うべきことではありません。
しかしながら私の知る限り
商業出版でも自費出版でも
広く行なわれている慣習です。
献呈本は何冊送るものだと言った
決まりは特にありません。
知人10人に1冊づつ送り、
全部で10冊もあれば
十分な著者もいますし、
50冊を必要とする人もいます。
何冊送るかは、著者の交友の幅によると思います。

『謹呈』(きんてい)以外には
献呈本を送るときのマナーとしては、
『謹呈』と書かれた短冊状の用紙に名前を書いて本に挟む
ということがあります。
ただ本を送っただけでは、
受け取った人が何のための本なのか
わからないからです。または本に直接書く
という方法もあります。
『拝呈』(はいてい)
『恵贈』(けいぞう)『進呈』(しんてい)
などと表記する場合もあります。
一番丁寧な方法としては、
献呈本に手紙を付けることでしょう。
近況報告などとあわせれば
受け取った側も嬉しいと思います。
ちなみに商業出版では、
5冊から10冊ぐらいは
著者用の本として出版社から
贈呈されます。
献呈本でそれ以上の冊数が
必要なときは、
著者は出版社から
購入することになります。
その際は著者割引として
本体価格の20%引き
ぐらいが相場でしょう。
以上、献呈本を送る際の
マナーについてでした。
お調べになっている方の参考に
なれば幸いです。