早朝のバルーンツアーから戻った私たちは
朝食の後 洞窟ホテルを後にし、
アンカラに向かいます。
カッパドキアは 焼き物も有名な土地。
途中でカヤ・ラミックエヴィという、
陶器専門店に立ち寄りました。
日本のNHKにも出演したという、世界的にも有名な陶芸家、
ガリップ・キョリュチュク氏の工房兼お店です。
(知らなかったんだけど…
)
カッパドキア産出の土に
トルコ石を粉砕して焼き上げ、彩色した絵皿やさまざまな器は
緻密な文様が
器から盛り上がるような絵の具の置き方で描かれ、
目を奪われるよう なアジアン的な 独特の美しさ。
(トルコブルーの大皿の模様は
よく見ると 絵柄がもりあがっているのです)
ガリップ氏は
『トルコのアインシュタイン』と呼ばれているそうですが
そっくりの風貌の氏が
まずは ろくろを回して水差しを作って見せてくれます。
離れにほしいと思っていた
絵皿の掛け時計を物色していると
あれこれ勧められ、お弟子という方が先生を手招き。
近寄ってらっしゃったガリップ氏は
いきなり 一つを取るや 裏にサインをし、
私の手を取って 握手、
「アリガト。ダイジニ」とにこにこと 立ち去って……
え、え、え~

選ぶという楽しいこともしないうちに
私はカードをとりだしておりました…
(手のひらサイズの ザクロの実をかたどって
国の花 チューリップを描いた 花瓶)
カッパドキアを離れる前に
洞窟レストランで 壺焼きケバブの昼食。
その後は ひたすら四時間あまり
首都のアンカラにバスは走ります。
そして 翌日は 再びイスタンブールへ。
一週間前 初めて訪れた日は まだ肌寒かったのに
春は一気に進んで
賑やかなグランドバサールは 汗ばむほどに…

(バザールの入り口)
(店の軒先に 高く張り渡したロープに
刺繍をした バッグがたくさん掛けられている入り口)
(バザールの中は たいへんな賑わい)
想像とは違い 立派な天蓋の下
大小の様々な店が4千店も並んでいるバザールでは
『店員さんとの 値段交渉を楽しみながら 買い物をして下さい。
はじめの店は値段を見るだけ。
気に入ったものの相場を確かめてから
気持ちの良い駆け引きをね。』と
バシャクさんからのアドバイス。
ひとときの買い物の後は
トルコでの最後の夕食を レストランで楽しみ
すっかり黄昏れた通りで
「のびるアイスクリーム」の実演を冷やかしたり
外でディナーを楽しむ人に
『水たばこ』を運ぶウェイターを珍しく眺めつつ、
『ベリーダンス』の会場へと向かったのでした。
翌日も 快晴で トルコブルーの空が広がっています。
トルコでの九日目、空港に向かう前に
貸し切りの船で ボスフォラス海峡クルーズ。
第一、第二と 二つのボスフォラス大橋をくぐって
海峡の一番狭い所まで来ると その向こうは黒海。
行きはヨーロッパ側に近いところを、
そして ここでUターンの後は
アジア側の岸を沿うように 一時間余のクルーズでした。
心地よい風を受けながら
岸辺に移りゆく美しい建物~
レストランや離宮、大学、古城などを眺め、
イルカが何頭も水を踊るようにはねる様に歓声を上げ、
船室で トルココーヒーやチャイをいただき…と
のんびりの船旅を堪能した後
空港で バシャクさんとの別れを惜しみ、
トルコにお別れをしたのでした。
温泉や足湯 二つのクルーズ、
アジアンな風景からギリシャの遺跡、
パムッカレやカッパドキアの不思議な自然…
バラエティに富んだトルコ旅は 予想を上回って
強い印象を受けた おもしろい旅だったと 振り返っています。