Fool's Journey 愚者の旅  Day50 ホムンクルス | ∴MOLIVAN∵のブログ

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Success Fortune 筆頭占術士
フォーチュンアカデミー 専任講師

 画像に映るのはミノカサゴ型のロボットである。記事の説明によれば、人間や動物などの生命体の血管と血液の様な機能を持っているという。人工的に作られたチューブの中を循環する電解質溶液によって発電しヒレも動かしているのだそうだ。そしてこれは初期段階の試作で今後更なる進歩が実現すると開発した研究者が語っている。

 昨今、幹細胞による再生医療の話題を耳にする事が多くなって来た。臓器を体外で培養して移植する訳だが、この医療技術が確立されれば、人類は飛躍的な治療成果の恩恵に与れるのだろう。と、門外漢の小生はボンヤリと考えていたのだが些かショッキングなニュースを目にする事になった。それは、幹細胞による脳の培養である。理屈から考えれば肝臓や腎臓などの臓器が造れるのだから、脳が造れたっておかしい話じゃない。病気や事故により損傷や機能低下した脳に対する移植が可能になるなら、凄い事である。今まで救えなかった命や健康を守ることになるのかもしれない。そもそも幹細胞による再生医療は、患者自身から取り出した細胞を使っているのだから、他人の脳の一部が自分の頭の中に入るわけでは無い。ここまでは良い。気持ちの曇る話では無い。話を続けよう。

 既に専門の研究機関に於いて幹細胞を使った脳の培養実験が進んでいて、現在は豆粒大の脳が造られており、そこから人の未熟児程度の脳波が検出されているのだという。つまり、作られた脳が「意識」を持ち始めているという事なのだ。そうなると医療や科学の分野に留まらず倫理上の大問題になる。人が行ってはならない神の領域に踏み込もうとしていると宗教界からも大反発が沸き起こるに違いない。だが研究と技術の進歩が止まる事は無いのだろうから、やがて遠からず世界中で論争が巻き起こるのだろう。

 SF映画や小説なら、人類に反旗を翻したロボットやクローン人間と地球の覇権をめぐって最終戦争になるのだが、現実は違うと思っている。楽観的に考えている。技術も医療も倫理も未だ確立されていない。きっと、いつまでも未完成なのだと思う。言い方を変えるなら、完成を目指し進歩し続けて行くものなのだろうと考えている。その過程で多くの問題が解決し整備されるだろう。人類の歴史上で大きな進歩を迎える時代を生き、それを目撃するのだとしたら、これほどワクワクすることは無いのではないか。ん?

 ロボット血液が体内を流れるミノカサゴ型ロボットと一緒に写り込んでいるカードは、<完成>を意味する「世界」と名付けられたカードである。にも拘らず割り振られた数値は、いかのも中途半端で納まりの悪い21という数値。不安定で不吉な7の3倍である。これはタロットカード界の大ミステリーの一つであり、上級タロティストが取り組むべき課題。健闘を祈る!




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