Fool's Journey 愚者の旅 Day31 物価の高騰と年金問題 | ∴MOLIVAN∵のブログ

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Success Fortune 筆頭占術士
フォーチュンアカデミー 専任講師

 電気料金や食品を始め様々な製品の価格が上がり、我々庶民の生活を圧迫している。加えて多くの国民が我が国の年金制度に大きな不安を感じているのではないだろうか。年金の受給額に不足を覚えているのは、とっくの昔の事。どころか、この先「ホントに受給されるのだろうか」ぐらいのレベルで信用していないと思うのだが。何処の党であれ政治家さん達は、その辺りの庶民感覚とはかけ離れているような気がしてならない。今から年金を受け取る世代が年金を納め始めた頃、概ね40余年ぐらい前になるだろうか。その時点で現在の状況を正確に予測できていた人は居ないに等しいだろう。同様に今から年金を払い始める人達にとって受給される頃の世相は予測し難い。願わくば、少しでも安心して暮らして行ける世の中になって頂きたいものである。同じ時代に産まれても国が違えば状況は大きく変わり、同じ国の中でも時代が違えばこれまた違う。日本の国民年金が制度化されたのは1961年の事。実は、それほどの歴史は無い。以来、色々な点が少しづつ変遷して来ている。少子化、高齢化、世界経済、様々な要素から、これからも何かと変わって行くのだろう。「いつの時代にどこで生まれたか」この運命的な現実の中で人は暮らして行く。生き方は選べてもこの点だけは選びようも避けようもないのである。

 画像のカードは、ヴィスコンティ・タロットのⅩ運命の輪。ヴィスコンティ・タロットとは、15世紀後半にミラノ公のフランチェスコ・スフォルツァなどが、画家に描かせたものを近年に於いて復刻し実用しえる完全な形で商品化したものである。と言うのも通常スタンダードなタロットカード・デッキは22枚の絵札として描かれるメジャーアルカナとトランプの様な数札56枚のマイナーアルカナで構成されているのだが、このヴィスコンティ版の原画は揃っていない。塔と悪魔と呼ばれるカードは発見されていないし、元々存在していなかった可能性もある。そこで現代の作家がオリジナルの作風を踏襲しつつ欠けたカードを描き補完した。

 中央に描かれた運命の女神は、目隠しをし判断や忖度を拒絶している。そして、上部に描かれた頭に角を生やし無邪気な表情の悪魔は、気まぐれに不運をもたらしている。信心深く善行を重ねた者であれ、不道徳に自堕落な生き方をしてきた者にも運命は巡ることを表し、ある者は運命に導かれるが如く至福の頂上へ向かい、別の者は奈落の底へ転落して行く。しかし、下降している若い男は必死に運命の輪にしがみつこうとしている。彼にはまだ時間があり諦めず努力し続ければ、やがてまた回転は下死点を過ぎて上昇に転ずるのだ。だが人生が残りわずかになった老人の背には、重く運命が圧し掛かっている。どうやら年金だけをアテにして安穏と暮らして行くわけには行かなさそうだ。