Fool's Journey 愚者の旅  Day14  ∴MOLIVAN∵ | ∴MOLIVAN∵のブログ

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Success Fortune 筆頭占術士
フォーチュンアカデミー 専任講師

「金は魔物」と昔の人は良く言った。他にも「金の切れ目が縁の切れ目」だの「友達同士で金の貸し借りはするな」などと金が人格や人間関係に害を及ぼしかねないという戒めの言葉は多くある。
 今回のカードは、ペンタクルの6。タロットカードは大アルカナと小アルカナで構成されているのだが小アルカナと言われる一般的なトランプによく似た数札には、通常個別の名称は付けられていない。これには、訳があるのだが理解を深めて行く過程においては便宜性が悪い。そこで、あだ名を付けて呼ぶ事がある。親しい友人のニックネームと同じ。このカードあだ名は、<正しき者に分け与える>である。
 絵には三人の人物が描かれており、富める者、正直者、ずるい者の三者三様とされている。中央の身なりの良い人物が手にする天秤は、商売や経済性のシンボルであるのと同時に判定を現している。つまり、ポケットの赤い内側(隠していた嘘)が露呈している<ずるい物乞い>には顔を背け、心正しくも不運な貧しき者にだけ恵んでいる。ここまでが一般的な解釈。それ故ペンタクルの6は<正しき者に分け与える>と言われている。だが注意深く細部を観察してみると富める者が与えているコインの数は4枚であって6枚では無い。2枚足りない?。更にその手元は、不自然に指が開かれており、数枚のコインを手の中に残しているかのようにも見える。正直者とされる人物は、それを両手で受け取り、くれる相手だけを見ている。きっと、受け取った後でもらえなかったもう一者に分け与えるつもりはないのだろう。件のポケットの物乞いは、それでも実直に手を出し続けている。だれが正直者なんだ?だれがズルイ事をしているんだ?そもそも、判定は公正なのか?それは謎である。
 また、中央の人物の不自然な手の形は三位一体を現したサインでもある。大アルカナのⅤ法王が教義と共に示している。ペンタクルの6に於ける三位一体とは、民主主義世界における市場経済の現実がペンタクル6のカードの中に凝縮されているとでもいうのだろうか。

 話は変わって、平成31年と刻印される硬貨の発行枚数が期間的に限定されてしまう為、収集家の間では話題になっているらしい。造幣局が記念セットとして売り出した物にも想定の何倍もの注文が殺到しているとのことである。現在、発行されている6種類の硬貨が記念のケースに収められている。6種類の硬貨とは、言わずもがな500円、100円、50円、10円、5円、1円。
そしてその合計は、666円。666とは黙示録に登場する野獣(=悪魔)である。
そうか!やはり金は魔物なのか!?笑






( 当原稿は過去に執筆された原稿の再掲載である )