5月に入りました。私達はほとんど毎日いがみ合って、互いが互いを傷付けていました。夫の暴言を無視出来る時の方が断然少なく、私は自分を馬鹿にされたり見下された発言をされると、夜叉ムキーになって取り憑かれたように、夫を非難しました。
妊娠中傷つく言葉をたくさん言われて、唇を噛んで泣いていた私に戻るのは御免だと思っていました。二の句がつげない程に、マシンガントークで過去のことを持ち出して、夫を責め立てていました。

その日も3人で車でお出かけ中で、私は「酔うから寝るね」と夫に言いました。(もともと酔いやすいのですが、夫の荒い運転に更に酔います)
夫は「一緒に出掛けてるのに何で寝るの?」と前の車に急接近してブレーキを掛けたり、わざと蛇行運転をし始めました。

車の一件が尾を引いて、私は子どもも乗ってるのに危険な運転をされたことに、ピリピリ怒っていました。
仲直りしても、どちらかが根に持っていれば、いつでも第2ラウンドが始まります爆弾

案の定、夜9時前に始まりました。子どもを寝かしつけた後です。
くだらない喧嘩はどんどんヒートアップし、終わったのは5時間後でしたチーン
その喧嘩の最中、夫に「もう終わりにしよう」と冷静に言いましたが、夫は「離婚はしない。3人で仲良くやっていけばいい」と頑として譲りません。
実際、仲良く出来ないから言ってるのに。

私が意見を変えないと、夫は切れました。「お前チョーシに乗ってんなよ」と胸ぐらを掴んで来たので、私も掴み返しました。その時は互いに感情的になっていて、私は何が何でも放すものかと、夫が途中で放しても、私は夫の胸ぐらを目をつぶって必死に掴んでいました。

「放せ、オラァー!」と夫が私を横ざまに振って、その振った先には机が置いてあり、ガンッと頭が机にぶつかりました。
一瞬のことで、痛みもそれ程感じなかったのですが、夫が平然と「血出てるけど」と言って初めて、自分が出血してることに気が付きました。

眉毛のすぐ上を切ったようです。
カーペットにもパジャマにも血が滴り落ち、ティッシュで押さえたところで血は全然止まりません。
「お前が悪いんだろ。自分でやったんじゃん」と夫は言い放ち、私が立ち上がるのを阻止しようとしました。私が出ていくと思ったようです。
本当は怒りたかったですが、冷静に「ちょっと手当てだけしたいから」と、消毒薬と絆創膏を取りにいき、鏡を見ると、右の眉山の上がぱっくりと裂けて、1cmほどの赤い亀裂が出来ていました。

頭を強く打ったけど、きれいに裂けてるから脳出血とかはきっとないな…と思いつつ、喧嘩中の流血は初めてのことだったので、ショックを受けたのと同時に、自分が夫の胸ぐらを放さなかったからだという気持ちもあり、これは暴力ではない、と私は思うことにしました。お互い様だと。

でも、よくよく思い返してみると、当たりどころか悪ければ大変なことになっていたかもしれない…
ちょっと下側だったら、目を傷つけていたかもしれないし、もう少し上なら頭を打ちつけて、死んでたかもしれない…滝汗

あの時夫は、振り払った先に机があることをわかっていたはずです。加減する気持ちがあれば、すぐ傍にはソファーがあったからそっちでもよかったはず。
力でかなうわけがないのだから、夫はどうにでも出来たんです。
そして私が血を流してるのを見ても、心配したり謝ることはなく、保身だけでした。

5ヶ月経ちますが、まだうっすらと傷跡が白く残っています。