*鬼滅の刃、公開されているすべてのものからの

 ネタバレを含みますのでご注意下さい。

 原作者が「これはこうです」と明言しない限り

 答が出ないものを勝手に妄想しているに過ぎません。

 あくまで自分はこう考えるという個人的意見ですのでご了承下さい。

 

 

一部の方が疑問に思っている「梅死亡説」についてです。

 

追記:

私が梅は鬼になれなかったのではないかと思ったのは

*梅が現世から消えたあと、梅のいる場所がぼんやり明るい

→天国への道が開けていた→柱7人も食っていてそりゃないわ

*首を切られた後の兄弟喧嘩の中の言葉で

「操作すればよかったじゃない、あたしを!」という堕姫の

「操作」という言葉に感じた違和感

*原作、アニメどちらにも梅が鬼になったという描写はない

この3点が理由です。

 

現世で消えた後、天国か地獄へ行く前の場所を

便宜上「死後の世界」とします。

何故、死亡説が生まれるのか、その最大の理由は死後の世界で

梅が完全な人間の姿で現れたこと、そして妓夫太郎が

お前は明るい方(天国?)に行けと言っているからではないでしょうか。

 

人間の姿をしている梅を見た妓夫太郎が最初に言った言葉が

「お前その姿・・・」です。

妓夫太郎自身も人間の姿をしている梅を意外だと感じているのかと

思わせる言葉です。

 

又、妓夫太郎が明るい方へと言っているのも気になります。

妓夫太郎が梅は天国に行けると思った根拠はなんでしょう?

 

決定的な疑問はその2つですが、もう一つ気になる事があります。

無惨と十二鬼月の血の分け与え方には違いがあります。

無惨は爪で引っ掻いた(浅草事件)だけでも鬼にすることができますが

基本、指を相手に刺して直接血を注入する描写の方が多いです。

それに対して、十二鬼月は「飲ませる」方法です。

十二鬼月に出会ってしまい、鬼になるよう勧誘されたら

柱でもない限り「鬼になるか殺されるか」

という究極の選択しか存在しません。

ただ、その血を「飲む」という行為は自分自身の「選択」になります。

(たとえ嫌々だったとしてもです)

累は自分の力を分け与えるために自分の血をエセ家族に飲ませていましたし

後に出てくる黒死牟が人を鬼にする場面でも飲ませていました。

その際、一滴もこぼすな、そうしないと首と胴はなき別れだ、と

告げています。

では梅の場合どうでしょうか?

まず、あの状態では意識がないと思われ

鬼になるかならないかを自ら選択することはできないでしょう。

万が一できたとしても生きたまま火に焼かれて全身火傷です。

当然、喉や気管支は熱にやられているはずで「飲み込む」ことが

できたでしょうか? それも一滴もこぼさずに、です。

仮に全部飲み込めたとしましょう。

無惨に選ばれなければ鬼にはなれません。

梅は無惨に「選ばれた」のでしょうか?

 

ただ、梅死亡説が正しいとするなら矛盾があります。

消える前の兄妹の口論の内容を死後の世界にいる梅が把握しているからです。

 

私は「死亡説ありき」で、この矛盾や疑問を取り除く方法を

長いこと考えていました。

その根拠となるものが何か隠されていないかを探し、そしてみつけました。

私の考えが正しいとするならば、堕姫と妓夫太郎の存在は

もっと深く、もっと悲しいものです。

その根拠と詳しい説明は次回(その2)に・・・