日本に帰国したI氏からSkypeで連絡が入った。実は帰国前に今回の渡航を通してもしモルドバ女性との結婚が自分に向かないと感じているのであれば入会金の残金は支払わなくて良いと話をしたのであった。自分の仕事に埃を持ってやって来ているつもりでいる私は今までこうような事を言った事は無かったのだが、彼が希望する2周り以上年下の女性と結婚するには彼がもう少し成熟した男の魅力で女性に接しないとかなり難しいと感じたのとSkypeで話していたにも拘らずO嬢のいい加減な態度を見抜けなかった私のアドバイザーとしての責任も感じたからである。

 男性とは何度も話をしてモルドバ女性との結婚は難しいと感じた場合は入会をお断りしているのだが、入会して頂いたからには皆さん成婚して欲しいと思っているからである。まだ結婚されていない会員さんもいるがこれは男性の資質のせいではなく縁が左右している部分である。

 しかしI氏は退会ではなくC嬢ともう一度やり直したいと言って来たのであった。帰国してから彼女とお見合いした際のやり取りをじっくり考えてみたそうで自分がもっと包容力のある男性ならばショックを受ける事も無かったと反省していたのであった。それ程彼女に惚れたと言う事である。

 私は彼から頼まれたものの”保障は出来ませんが出来る限りの事はやってみます。”と答えた。現状では可能性が低いのは明らかで彼女を宥めてから話をして見るしかない。嘘は嫌いだがこの場合仕方ないと覚悟を決め、散々彼の心情を説明した後彼は彼女との交際を打ち切った後にショックを受けもう一人の女性とはお見合いをせずに帰国したと彼女に告げたのであった。

 すると彼女はSkypeでもう一度話しをしてみても構いませんと言って電話を切ったのだった。何事もはっきりと物事を言う彼女がもう一度話をしても良いと言う事はまだ少しは脈が有るという事なのだろうか?どうやらI氏にもまだチャンスはあるようである。