こんにちはG1です。

****このブログの読み方****

このブログは基本的に新井先生の著書

「ケラチン線維の力学的性質を制御する階層構造の科学」

といういかにも難解な本をできる限り簡単にG1が解説しているつもりです。

タイトル下の赤太字が今回の一番のポイントになっています、

また青字は私の解説です、忙しい方はできればこれだけお読みください。

できる限り頑張って読んでくださいね。

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新 新井先生の本を読む #13 #(12補足)
 キューティクルの組織構造
(p 21 〜.p 23)
 
前回はなんとなくレポートみたいに
なっちゃってすいません。
 
でキューティクルのお話の補足です。
 
キューティクルのシステイン量
平たくいうとSS結合の量は前回書いたとおりです。
 
一番多いのがエキソキューティクルA層
ここは実に35%もがSSです、一番硬いところですね。
3分の1です、ここにSS結合が固まっているんですね。
 
以前のブログで表層還元パーマというのがありました。
CMCにかけるというやつなんですけど、
表層還元パーマでも持つ奴と持たない奴があります。
例えばホット系パーマの先デジ(*1)!!
 
これは持つ表層還元パーマの一つです、
この場合やはりこのA層にかなり効いているように思います。
でないとあんなにもちは良くありません。
ところがコールドパーマの表層還元パーマは
あまり持ちが良くない場合があります、
これはA層にあまり効いていないように思います、
だから持つ髪の毛と持たない髪の毛があるんですね。
 
ホット系パーマのお話はまたさせていただきますが
やはり熱をかかけると応力緩和が効いたり、
結晶部分が緩んで動き出したりすんですね、
だからA層に薬剤が効くように思います。
 
そしてエンドキューティクル
ここは水中に入ると100%水分を吸います。
水分を100%吸うということは2倍にふくれあがるということになります。
ここが100%膨れるので毛髪は膨潤するのですが、
逆にエキソキューティクルA層は水をあまり吸いません
だから下が膨らんで、上が膨らまない
ですので、毛髪が反り返るわけです、
反り返るので余計に水分が入り込む。
うまくできていますよね。
 
一番上のエピキューティクルには18MEAがついて
毛髪の滑りを良くしていることは前回書きました。
18MEAとCMCに関しては次回以降にもう少し詳しく説明します。
 
そしてキューティクルは根元から毛先に向かって生えて?います
ちょうど上の画像の左が根元で右が毛先になります。
だから毛先の方から根元に向かっては滑りが悪くなります。
 
シャンプーしたら絡んじゃったという経験を一度はしたことがあると思います。
これは毛髪の方向が整ってないから毛髪が逆に向いちゃってたりして
キューティクル同士が絡み合うからなんですね。
この絡む原因をキューティクルの異方性といい、
根元から毛先の摩擦系数と毛先から根元への摩擦係数の違いによって
起こると言われています、この摩擦係数を DEFと言います。
 
まあ、難しいことは置いといて、毛髪がいあtんでいるなぁ〜
とか、キューティクルが荒れているなぁ〜
と思ったらシャンプーする前に(今はあまりされませんが)
オイルスプレーなんかをかけてブラッシングを
してからシャンプーすると、毛髪の方向が整い
シャンプーで絡みにくくなります、
ぜひお客様にもこのことはお伝えください。
 
何にしてもやはりキューティクルは毛髪を保護する最前線です
大事に扱いものです。
 
今日の注釈
*1  先デジ
ホット系パーマの施術法の一種、
通常のホット系パーマのように薬剤をつけ放置し還元して一度薬剤を
流してからロットを巻いて加温するのではなく、
薬剤をつける前にロット巻き、加温し乾いてから再度濡らして
薬剤をつけるホット系パーマの方法。
通常ホット系パーマを後デジ、薬剤をつけて加温することをつけデジ
と言い、かかり方や施術時間が違う。
 
 
 
最後までお読み頂きありがとうございました
m(_ _)m
 
 
G1
 
 
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