ツインらしき彼と初めて話したのは

社内の集まりです。


パーティーの席で、会話やら人混みやらに疲れて

部屋の外に出ると

ロビーのソファに知人女性が座っていて、

その女性の方に呼ばれたので行ってみると

彼が一緒に座っていました。

彼とは直接の面識はなかったので、横で二人が話すのを聴いていたのですが

彼女の方が、誰か迎えに来て席を外すことになり

じゃああとはお二人でごゆっくり、と言われてしまいました。


その頃にはもう彼の顔も名前も知っていたのですが。

ほんとの事を言うとあまり興味はなく笑

向こうも転勤してきたばかりの私の事なんか、

知らないだろうなと思っていました。

年齢も上で既婚だと思っていましたし。

社内では一応偉い人、な位置付けでしたので。

気楽にお近づきになっていいのかもわからなかったです。

でも、なんとなくお互いに自己紹介ぽく話していたら

同い年で入社時期も近く

私が中高と通っていた学校が彼の実家の近くでした。

お互いの実家は近くないんですが。

独身だというので、

お仕事ばかりしていて、出会いがないんじゃないですか?

と少々からかうように訪ねたところ

「違いますよ、彼女12年居ないんです。

いつも休みの日なんて、一人でドライブとかしてるだけなんで、

今度僕で良かったら遊んでください」

と言うので。

「よく知らない相手に、そんなこと簡単に言ったらダメですよ笑」

と答えたら。

「知ってますよ、ももさんこっちに異動してきた頃から」

と言って、名刺の裏に個人の連絡先をメモしたものをくれました。

デートしたいとか、そういった発想は正直まったく無かったですが、

優秀な人なので、仕事の事などいずれ相談したいなと思いました。


こちらからは、その後特に連絡はしなかったのですが

あまり日にちが空かずに、次は会議で顔を会わせました。

何分他人にあまり関心がない質なので、

彼と同じ役員をしていたことにも、それまで気がつかなかったのですが。

挨拶された際

「近いうちにまた、お仕事の事教えてくださいね。」と言うと

「いつでも空けますので、また連絡ください」

と言ってくれましたので

私も自分の連絡先を渡しました。

その日のうちに彼からメールがきて、

「今月だといつお会いできますか?」とのことだったのですが

私的には同じ会社の人なので

下心があるのだろうと言うような悪い印象もなく、仕事で

みんなが憧れている立場の人と話す機会ができて嬉しいな

位の気持ちでした。


初めて話した際に何か特別な感覚がしたかと言われたら

ないかもしれません。

話していて楽しいし、心地良いなとは思いました。

印象としては、落ち着いていて穏やかで優しそうでしたし。

声が好きだなと感じました。

ただ営業の成績がトップクラスの人は、

みんなそういう雰囲気ではあるので、そのせいかなとも思いましたし。

そういう人は大抵頼まれたら誰にでも、時間をつくって

仕事を教えてくれるので。

会ってくれても不思議ではないのと。

女性には不自由しないだろうから

異性をデートに誘う的なことは、意図してないと思っていました。

そもそも社内ですと異性関係はすぐ噂になります。

彼も立場上そういう問題には慎重なはずでしたし。


なので既に若くもなく、男性とのお付き合いの経験も

それまでに人並みにはありましたが。

その割に今思えば、のこのこと疑いもせず会いに行きました笑


まあ勿論

男性からお誘いを受けた際は、例え仕事絡みでも

イヤな相手なら応じませんので、それなりに楽しみにはしていました。