思い立ったら吉日、で、行動してしまう木犀ねーさんです。
興味があることは我慢しないのが黄金の追っかけ道。
わたしは、普段はIT企業のマネージャーです。
PMOという仕事をしてます。
今日はそのマネージャーしてて思ったことを書いてみます。
トラブルプロジェクトの立て直しに入ることが多いのですが、
ややこしいプロジェクトほど、
何が目的か見えない ことが多い。
プロジェクトの背景というか、そもそも、何をしたいプロジェクトか。
それがメンバーに共有されてないことが多いのです。
競合他社より早い製品投入か、社内コストの削減か、、、
とくにITプロジェクトのメンバーは、
設計すること、プログラム作ることに目がいってしまって、
”そもそも”を知らないことが多い。
これのどこがマズイかというと、
優先順位の根拠がわからなくなる んです。
あるシステム開発で、お客さんがどうしても2月にリリースしたい、
という案件がありました。
でも、スケジュールが厳しくて、開発側は何とか4月にしたい。
交渉が難航したのですが、実はその案件の背景に、
お客さんの競合が3月にあるサービスを提供することが
プレスリリースされていて、
お客さんはそれより先にマーケットインの必要があったんです。
営業は知ってたんだけど、うまく開発マネージャーに伝わってなかった。
しかも、そのお客さんが、自社の翌年度の事業戦略にとって
どんなポジションになっているのかが、開発に伝わってなかった。
開発マネージャーは優先順位を見誤ってしまってたんです。
単に情報共有の問題なのかもしれません・
でも、もうちょっと深いところで、
プロジェクトのビジョンを意識してるか というのが、
分かってないように思います。
もちろん、プロジェクトのビジョンは、
お客さんどうこうだけじゃなくて、
プロジェクトマネージャーが、
その仕事を通して、何を達成したいのか 、という思いなんだと思います。
新感線の世界観、それが分かって熱くなるように、
人は、やはり、どこに向かっているのか、
何のために自分は仕事しているのか、
それが分かると、熱の入り方がぜんぜん違います。
言われた仕事だけしてればいい、というのでは無いんです。
プロジェクトのビジョン、方向性を、ちゃんとメンバーにに伝える。
マネージャーが最初にやって欲しいことのひとつです。
わたしがオススメしているのは、
紙に、
・このプロジェクトの目的(意義)
・このプロジェクトの成果物
・このプロジェクトの目的達成の確認条件
を、書き出して、メンバーに共有すること。
もっと細かいプロジェクト計画をメンバーに共有するのも大事だけど、
最低限、この3つがハッキリしていれば「何をすればいいか」が伝わります。
もし、プロジェクトの優先順位が曖昧で、
モヤモヤしてるなと思ったら、ぜひ、試してみてください。
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