I'm OK にこだわるワケ | 黄金の追っかけ道★好きなことに情熱を燃やす”いきいきライフ”

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追っかけの未来には、お金じゃ買えない愛と幸せがある。ライブは命。命短し恋せよ乙女。好きなこと追求して、いきいき人生を!

私が、自己肯定感を大事にしたいって言ってるのは、そこがスタートだから。

自分らしい活き活きした生活をするための出発点だと思うから。
私たちが生きている世界は、自分が捉えたそのまんまだと思うんです。
つまり、「気の持ちよう」で世界が変わるって。

心理学の交流分析という理論に「I'm OK. You're OK.」という考えがあります。
交流分析は、エリック・バーン博士という精神科の先生が提唱した理論です。

この「I'm OK. You're OK.」という考えは、
「人はみんなOKなんだよ」というところから始まっています。
それぞれの人格があり、正当性があり、尊厳がある。

だから、自分を肯定して(I'm OK.)、相手も肯定する(You're OK.)。
そこから、「大人」の人間関係が始まる。
(詳しくは、wikipedia「交流分析」 見てね)

初めてこの考えを知ったときに、なるほどね!って思いました。


そして思い出したことがあります。
だいぶ前の話です。

就職したとき、同時に進学した妹と二人で部屋を借りて暮らし始めたんですね。
毎日、仕事や学校にいき、笑って飲んで、気ままに過ごして3ヶ月ぐらい経ったころ、
両親が部屋に遊びにきたんです。

ウチはごくごく普通の家庭です。
仲いいけどベタベタしてるわけでもない、普通の家族です。

会社生活や大学生活の話をしながら、のんびりと4人で部屋でお茶を飲んでたら、
急に母さんがこういって泣き出したんです。

「あんたたちは呑気に暮らしてていいなぁ。
 お母ちゃんは、あんたたちのために色々我慢してきてんねん。
 それやのに、自分たちばっかり自由で呑気で。」

妹も私もビックリでした。
そんな母さんを見たことなかったし、
何をどうすればいいか分からず、焦ってました。

そのときは、父親が、

「なに言うてんねん、これからは二人で気楽に暮らすんやんか。
 やりたいことあるんやったら、これから始めたらいいやんか。」

って言って、そのうちなんとなく母の機嫌も直ったのでした。
(父ちゃん、カッコいい!って思った瞬間でした)

今、考えると、ちょうど、母さんは更年期だったんじゃないかなー。
子どもが巣立って、何かと情緒不安定だったのかもしれません。


ただ、その出来事がきっかけで、私は決めたんです。

誰かのために自分が被害者になってると思うような生き方はしない。
何かを我慢するのなら、自分で腹をくくってそれを選択する。

人生って楽しいって思うんです。
そりゃ色々ありますけどね。

でも、まぁ何があってもそれなりに楽しいと思うんです。

ただ、楽しいって思うためには、自分で自分の人生を生きる必要があるんじゃないかな。
自分で納得して自分の人生を受け入れたいな、と。

だから、I'm OK.って考え、とてもしっくりきます。


ちなみに、母は例の件がキッカケかどうか分かりませんが、
もともとアクティブだったのに、さらにアクティブに人生を楽しむようになりました。
さっそく父と祖父母と4人で北海道旅行に行ったり、
前から習いたかったという習字に通いだしたり、介護士の資格を取りにいったり。

人生を自分で生きるって、いいな!