「好き」には成長段階があると思うんです。
私がアニメとか、大好きだったのは、第1段階。
つまり純粋に「好き」って状態。
自分が対象をどんなに好きかってことに夢中だったと思います。
チェッカーズの情報を集めたり、
ゴッドマーズの載っている雑誌を探したり(あんまり無かった…)、
ゴダイゴも好きだったんですが、親に頼んでコンサートに行ったり。
そういえば真田広之さんも好きだったなぁ。
太秦で撮影があると聞きつけて、これまた親に頼んで連れてってもらいました。
初めて買ったレコードは、真田広之さんのデビューアルバムでした。
自分が対象を好きというのが第一段階。
好きだから相手のことを知って近寄りたいって気持ち。
第二段階は、好きを誰かと共有したくなるんです。
同じ趣味の友だちと盛り上がったり、
ネットとかのコミュニティに入ったり。
中学までアニメ好きの友だちが殆どいなくて、
めっちゃこっそり好きだったんですけど、
高校でクラスの美術部の子がアニメ好きってことが分かって、
二頭身マーグとか書いてもらってたな。←痛
その次は、相手を応援したくなるんですね。
第三段階です。
ゴッドマーズ(しつこい…)の映画化応援会に入ったりのもそうだし、
差し入れやプレゼントしたりってのも、そうだと思います。
相手の成功とか幸せを願うというか、そういう状態なんですね。
実は、第一段階と第三段階は、見分けがつきづらいように思います。
自分のこと知って欲しいから書くお手紙と、
応援するためのお手紙は、一見、同じように見えます。
でも、自分の好きを押しつけるだけなのと、
相手を心から応援するのは違うんですよねー。
微妙な違いなんですけど、なんとなく差があるんです。
ここを間違うと、ただのイタいファンになっちゃうような気がします。
これ、結局、恋と愛の違いに似てるかも。
あ、けして、第一段階がダメとかいうんじゃなくて、
自分中心の気持ちを相手にそのままぶつけちゃダメってことです。
バンドの追っかけでも、打ち上げに出てメンバーと親しくなりたいだけの人と、
ちゃんと演奏を楽しんで、CDやグッズを買って、活動を応援するってファンは
違うと思うんですよね。
何年か前、雑誌で見かけて衝撃だったのですが、
アンセムのグルーピーだった子が最近インタビューに答えてて
「当時はライブいっても早く終わらないかなって思った。
早く打ち上げにならないかなー、xxさんと話したいなって思ってた。」
という記事は、えーー!って驚きました。
あんなにカッコいいライブなのにもったいない。
ちゃんと相手の活動を理解して応援できるかどうか。
相手をリスペクトしてるかどうか。
ここ、ポイントだと思います。
ちなみに、ももいろクローバーZのファンの、もののふさんたちは
第三段階だと思います!
あの一生懸命さ、ももクロちゃんも、もののふさんも一生懸命。
ももクロちゃんたちが好きになりました!