長勝院のハタザクラは、志木市にのみ存在する珍しい桜です。
桜の花はふつうは花びらが5枚です。
しかし、ハタザクラはその5枚のほかに、
中心部に1枚か2枚(ときにはもっと)の花びらのようなパーツを持つ花をつけます。
これが旗に見えるところからの命名で、これが珍種のゆえんです。
じつはこの旗は花びらではなく、雄シベが変形したものです。
この旗を持つ花は、全体の1/2から1/4の確率で存在します。
親木は老木になり、子孫をあちこちに200本以上植えて、育てています。
写真は志木小学校の校門の前に植えられているハタザクラです。
よく見るとハタがわかります。