貴方が全てを背負っていなくなってそこに貴方以外の人が残っていても、私には何の意味もない。
だって私には貴方一人の価値が千人分以上万人分以上なのですから。
遅かれ早かれそのような決断をすると思っていました。
優しい人だから。人を愛する人だから。見捨てられない人だから。
一度懐に入れた人は守れる限り守ろうとする人でしょうから。
何度人間に裏切られても何度だって信じようとする人なのでしょう。
本当のあの人の事は私には分からないけど、私の中のあの人はそういう人。
だからそんなに驚いてはいません。
ただただ、ああ、ついにこの時が来たか、と思いました。
その決断に反対はしません。出来ません。
というか反対するもしないもないのです。
だって「そういう決断をいずれはする」と思っていましたから。
でも、でもね、それとこれとはやっぱり別なんですよ。
私の中で嫌悪感と不愉快な気持ちと、どうしようもない怒りがずっとおさまらない。
2018年の夏のあの時の事を許さない。きっと一生許さないでしょう。
あの人の作品に少しでも泥を塗った人間を許すことはできない。許したくない。
そしてあのような行いをした人間が、あの世界に復帰する事が許される世の中が理解できない。
歪んでいると思う。異常だとすら思う。
それなのに、何も知らない連中が外野からまたあの人に不必要な批判や誇張した中傷を向けるのかと思うと、それも我慢ならない。
お前らがあの人の覚悟と信念の何を知っているんだと、思ってしまう。
まぁ私もよく知らないんですけど。人のことなど本質は分からない。
立派だと思う。優しいと思う。誰にでも出せる勇気ではないと思う。
貴方は天の器です。その才も心も比類無き存在です。私にとってはそうです。
尊敬する。
そんな貴方を何の雑念もなく応援することができない自分の小ささと卑しさが嫌で嫌で堪りません。
考えても考えても、好きなものは好きだし嫌なものは嫌だし。
間違っていると思うことは間違っていると思う。
「作品なんて良ければ人格なんて関係ない」なんてありえないんですよ。
そんなのせいぜい口が悪い程度の話。
もしかしたらそんなに大した問題じゃないかもしれないけど。
でも情緒ぐっちゃぐっちゃですよ。ばーかばーか!
誕生日に推しが創った新しい物語が観たいです。観たい。すごく。
でも、でも…でも!!!!!!!!!!
板の上に上がるんならそれが全て。
役者の戦場は舞台。
そうする人達だろうから。信じたい。信じさせて。
でもカテコでうすっぺらいなかみないごちゃごちゃしたぼんやりした綺麗事みたいなクソ挨拶なんて誰が言っても聞きたかないわ。
そんな、そんな風に疑っちゃう。信じたいのに。でも疑っちゃう。信じ切れない。
応援するもしないも観るも観ないも私が選んでいい筈なのになぁ…
なんでこんなに苦しいんだろ…
色々考えちゃう。
来年の誕生日の頃ならコロナの事なんて気にせず東京に行って舞台観に行けるのかな。
もうそろそろ限界です。諦めきれないんだなぁ…捨てられないんだなぁ…
お金なんていらないからコロナを気にせずに舞台を観に行ける環境が欲しい。
劇場に行きたい。座席に座りたい。生の舞台が観たい。
それ以外には何もいらない。