こんにちは
〜夫婦関係再構築〜
カサンドラ脱却の専門家
還暦ライフメンター
ジュンコ田中です
今日は
「家族から発達障害を指摘しても良い?」
というテーマで精神科医の先生に
聞いてみました。
前のシリーズはこちら
↓
結論
結論から言うと、
病名を指摘する、
病名から会話をしていくことは
あまり良くありません。
本人が怒ってしまったり、
トラブルが多くなると思います。
それよりも、
今本人が困っていることや
本人が困っていなくても
周りが困っていることなど、
「具体的なものを共有する」ところから
スタートしていくのが
良いと思います。
家族から指摘してはいけない
4つの理由は前回のこちら
↓
経験から学び成長する力が弱い
そもそも発達障害の人は、
経験から学び成長する
ということが苦手です。
自分の経験もそうですし、
他人の経験を利用する
「僕はこんなことがあったから
お前も気をつけなよ」
とか、本から学習したことを
擬似経験として応用し、
学んで成長するという力
が弱いのです。
ですから、
「病名」をヒントに
パッと目が開いて
治療がトントンと進む
ということはほとんどありません。
どちらかというと、
ショックを受けて悲しくなったり、
治療が停滞してしまうことの方が
多いのではないかと思います。
一時的には病名がついて
安心するかもしれませんが、
そのようなことは長続きしません。
例えるならば、
一緒に魚釣りをしましょうよ
ということです。
魚を与えるのでもなく、
魚の知識を教えるのでもなく、
魚釣りのやり方を教えて
「後は頑張って練習しろよ」
と言うのでもなく、
一緒に釣り続けます。
そのような営みの中で
だんだん覚えていくということを
意識するようにします。
家族がそこまでできない場合は、
就労支援を使う、
デイケアに通う、
SST(生活技能訓練)や
カウンセリングを使う
ことなどをしていきます。
とにかく知識を押し付けるのではなく、
一緒にトレーニングをしていくことが重要です。
私の問題かも…
もう一つ大事な事は、
そもそも「私の問題かもしれない」
ということです。
「あの人はわかってくれない」
「あの子はわかってくれない」
というのは、
こちら側の過度な要求
ということもあります。
自称、カサンドラ症候群
のような人もいます。
そのような場合もあるので、
あまり言うよりは
慎重に扱ったほうが良いと思います。
このようなパターンも結構多いです。
奥さんに
「あなたは発達障害だから
病院に行ってと言われて渋々来ました」
という患者さんは、
うちのクリニックにも結構います。
確かにその人の素朴さ、
人付き合いの苦手さはありますが、
そんなに問題なのか?
と思うこともあります。
一方で、
初診の時に問題ないと思っても、
2回目、3回目と通うにつれて
「やっぱり問題がたくさんあるな、
奥さんの言う通りだった」
ということもありますので
なんとも言えないですが。
とはいえ、
相手の問題だと押し付けるのではなく、
自分にも問題があるかもしれない
と考える必要もあるので、
病名を伝えるのは慎重になった方が
良いと思います。
とにかく、病名ではなく
「困りごとの共有」
からスタートするのが
良いと思います
(早稲田メンタルクリニックのYouTube
精神科医がこころの病気を解説するChより)
ラポール・ラボでカサンドラ脱却
いかがでしたか?
精神科医の先生でも
難しいカサンドラの脱却ですが、
ラポール・ラボの
カサンドラ症候群専門の
個別セッションは4種類です。
個別セッションの詳細はこちら
↓
今だけのキャンペーンはこちら
↓
メルマガ講座はこちら
↓
↓