こんにちは
〜夫婦関係再構築〜
カサンドラ脱却の専門家
還暦ライフメンター
ジュンコ田中です
今日は
「家族から発達障害を指摘しても良い?」
というテーマで精神科医の先生に
聞いてみました。
前回までの聞いてみたことはこちら
↓
結論
結論から言うと、
病名を指摘する、
病名から会話をしていくことは
あまり良くありません。
本人が怒ってしまったり、
トラブルが多くなると思います。
それよりも、
今本人が困っていることや
本人が困っていなくても
周りが困っていることなど、
「具体的なものを共有する」ところから
スタートしていくのが
良いと思います。
ご家族からの相談に答えて
発達障害を指摘してはいけない
4つの理由を説明します。
病名を伝えない理由
なぜ家族から病名を
伝えない方が良いのか、
思いつく理由を挙げました。
その1「正しくない」から
Drによっても違うぐらい、
デリケート
まず病名が正しくない
可能性があります。
ご家族が発達障害だと思っても、
それが正しくない可能性があります。
医師でない限り
診断は難しいのです。
また、
精神科では医師によっても
診断がバラバラだったりするほど
デリケートな事項なので、
病名を伝えるということは
家族がする必要はないと思います。
その2「病気の程度は様々→誤解」となるから
病気の程度は様々です。
家族から「発達障害なのではないか」
と言われて、いざ本人がネットにある
発達障害の記事を読むと、
記事によって
内容が重かったり軽かったりするので、
患者さんによっては
重い方の記事だけを読んで
「俺はもうダメなんだ」と
ショックを受けてしまう
こともあります。
病気の説明というのは
非常にデリケートです。
僕もYouTubeで情報発信をしていますが、
診察の場では基本の動画に加えて、
その人ごとにアレンジを加えて説明しています。
誤解があったりもするので、
ダイレクトには扱わない方が良いかと思います。
本人が気になって調べたり、
前提知識として知ることは
良いと思いますが、
家族から教えるのはあまり勧めません。
その3「ショック→悲嘆or怒り」になるから
言われたショックから
悲しくなったり、
怒りに変わったりと
いろいろなパターンがあります。
その4 知識<解決訓練
病名を伝えたり
病名を決めるということは、
治療的ではありません。
病名を伝えることで
解ることも増えると言いますが、
治療全体から見ると
その効果は5%にも満たない
と思っています。
診断をしっかり伝えたから
患者さんが良くなったという経験は
僕はあまりありません。
特に発達障害の場合はそうです。
これがパニック障害であれば、
『動悸がしたりするのは病気のせいだ』
と伝えるとほっとする、
『未知なる疾患ではなくよくある病気だ』
と伝えるとほっとすることはあります。
うつ病の場合も、
『これは治る病気だ』
と伝えるとほっとする
ということはあります。
発達障害の場合は、
知識を得ることで最初は
「自分は甘えているのではないんだ」
とほっとするのですが、
そこから治療的に加速する
ということはありません。
大事なのは、
「解決訓練を一緒にする」
ということです。
ですから、
家族から知識を伝えるのではなく、
解決訓練を一緒にする
ということを重視した方が
良いと思います。
(続く・・)
(早稲田メンタルクリニックのYouTube
精神科医がこころの病気を解説するChより)
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いかがでしたか?
精神科医の先生でも
難しいカサンドラの脱却ですが、
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