こんにちは
〜夫婦関係再構築〜
カサンドラ脱却の専門家
還暦ライフメンター
ジュンコ田中です

今日は、
子育てに専念しているママさんや
お仕事もしてるワーキングマザーのワーママさんや
子育て終わったかなーというママさんに
向けての『子育て』についてのお話しです。
『子供は生きがい』?
さて、唐突ですが、
あなたは『子供は生きがい』ですか?
かつて、私も30代40代の頃は
『子供は生きがい』って
思っていましたし、
『子育て』に夢中でした

今は、そんな頃もあったなって
懐かしく思います

子供が産まれる前は
健康であればそれだけで良いと
誰しも思うものですが、
いざ生まれてみると、
『這えば立て、立てば歩めの親心』。
ハイハイするようになったら
立てるようになってほしいと思い
立てるようになったら
歩けるようになってほしい、、
そんな風に思うのが
親の気持ちというものですね。
そして、子供って本当に、
可愛くて仕方ないし、
どんどん成長して変化していくので、
楽しみだし嬉しいし、
親というものは、
ついつい子育てに
夢中になっていくものです。
そして、
『這えば立て、立てば歩めの親心』が、
その先もずっーと続いてしまうと
問題が起きてきます。
より良い学校に入ってほしい
より良い就職をしてほしい
より良い結婚をしてほしい
と・・
それも親心ではありますが、
それが続くくうちに
親の生きがいが『子供』になってしまい、
『子供が生きがい』という人生に
なってしまいがちです。
『子供が生きがい』と
ニコニコ笑顔で
言っているお母さんは、
本当にすごく良いお母さんに
間違いありません。
そして、
子供が小さいうちは、
『子供が生きがい』と言うお母さんは、
それを、狙って言っているのではないとしても、
周りから『良いお母さん』と言う評価が得られ、
ますます子育てに熱が入って
いったりします。
一方『子供が生きがい』と
思っていないお母さんだとしても、
女性に対する古い日本的な周りからの
『子育てを生きがいにしろ』と言う
暗黙の同調圧力に、
悩みながらも義務的に
『子供が生きがい』のふりをする事で
自分を守っていたりします。
どちらにしても、
子育て中のお母さんは
『子供が生きがい』と
言葉にして発言することで、
社会的には受け入れてもらいやすいのが
日本の社会です。
(私の経験からの個人的な印象ですが)
しかし、お母さんは
『子供が生きがい』という発言を
何度も繰り返していると、
毎回毎回逃さずに自分の耳が聞いていて、
『子供は生きがい』なんだと、
自分の『脳』に刷り込んでいっています。
人間は脳に刷り込まれた通りに
動くのが楽にできています。
刷り込み通りの行動が、
『自然だ』と感じるからです。
『子育ての目標』って何?
でも、そこで、
ちょっと待ってください。
『子供が生きがい』での
お母さんの役目の『子育て』の
『ゴール』ってなんでしょう?
よく考えてみて下さい。
そうです。
『子供の自立』です。
賢いお母さんは
みんなわかっています。
でも、
それを深く考えた事はありますか?
それは、
あなた(お母さん)自身が、
お子さんにとって『必要がなくなる』
という事です。
つまり、究極には子供が
『自分(お母さん)が死んでしまっても大丈夫』
な状態になる事なんです。
私は、乳がんに罹り自分の命の事を
考えざるを得ない経験をした時
この事に気がついたのですが、
私は『子供が生きがい』だったので、
『自分がいらなくなる事がゴール』
という事実に気づいた時に、
かなりショックでした 

『人生50年』と織田信長が
謳った戦国時代なら、
子供が成長して、
仕事をして自活できるようになって、
子育てが終わったな〜と思う頃、
だいたいお母さんの人生は終わるので
『子育てを一生の生きがい』としても、
ちょうど良かったはずです。
でも、
今の時代は、多くの人が
50代そこそこでは
人生が終わったりはしません。
平均寿命は100歳になると
言われている時代なのですから。。
では、現代の女性は、
『子育て』と言う生きがいが
なくなったあとの50年間を
もういてもいなくてもいい、
つまり、死んでも良い存在になって、
どのようにして生きていけば
良いのでしょうか?
『子育て』に集中する?
そもそも『子育て』って
タイミング的に
女性の人生の1番忙しい頃に、
重ねて起こってきます。
それでいて、
『子育て』って
本当に重要で大変な仕事です。
そして『子育て』というものは、
もちろん人間を育てるという事です。
ワーママなら職場で部下育てに
苦労の経験もあるかもしれませんが、
『子育て』の場合は、
育てるのは自分の子供なので
リストラするわけにいかないし、
他部署に移動もできないのです。
そしてその『子育て』プロジェクトは、
パートナーとのチームで
責任を持って挑む必要があるし、
表面的に済ませたり
片手間で済ませられるような
安易なものでもなく
真正面から真剣勝負で
取り組む必要のある重要課題です。
例えワーママが今の仕事を手放して、
『子育て』に集中して取り組んでも、
『子育て』の仕事は20年ちょっとで
『ゴール』してなくなります。
『子育て』を続けるために、
子供を依存させ続けるお母さんもいますが、
それは『ゴール』である『子供の自立』を
子供から遠ざけることになり、
子供にとっては良い迷惑です。
迷惑がらない子供の方にも、
問題はありますが。。
『あんな大人になりたい』
さて、
それでは『子育て』が『ゴール』して
『子供の自立』が完了した時、
あなたは、もう子供からは
極論ではありますが、
『いらない存在』になります。
でも、その時にあなたは、
大好きな子供から見て
『いらない存在』と
実際に思われたいですか?
もし、子供から素敵だなぁー
『あんな大人になりたい』と
思われるお母さんであったとしたら、
そこに存在するだけで
子供と自分も幸せを感じられると
思いませんか?
さて、あなたは、今までに
子育てが終わった大人の女性で
『あんな大人になりたい』と
思った女性はいましたか?
私の世代が子供のころの昭和の時代に、
50代から60代の子育てが終わった
大人の女性って何をしていたのかなって
思い出してみると。。
大家族の中で、
何人もの孫の世話をしたり、
お寺を回って念仏婆さんと呼ばれていたり。。
もっと歳を取ってからは、
離れなどで独居で寂しくして
そのうち老人ホームに入れられたり、
小さい子供がいなくなったら、
家事や育児で役に立たなくなって
邪魔者扱いされていた印象が
私にはあります。
あなたは
子育てが終わった大人の女性って
どんな印象を持っていますか?
その印象は
『あんな大人になりたい』と
子育てが終わった大人の女性の
モデルになりそうですか?
『生きがい』を見つける
では、
『子供が生きがい』として
『子育て』を完了させたら、
その大人の女性は、
どのようにしてあと残りの50年を生きれば
自分も満足できて、
周りからも『あんな大人になりたい』と
思われる存在でいられるのでしょうか?
大好きな『生きがい』だった子供は
もうちゃんと成長したので、
大人の女性のあなたを
もう必要としない状態に
なってからのことのです。
子育てが終わった時の、
あなたの『生きがい』は
なんなのでしょうか?
例えば、
定年退職したパートナーが
濡れ落ち葉とならないように
仲良く暮らしていくというのも
良いでしょう。
もしくは
年老いた親の介護を
甲斐甲斐しくして過ごす事を
『生きがい』とするのも
良いかもしれません。
行動経済学では、
熱意・活力・没頭の
3つが揃った時に
人はその仕事が『生きがい』になります。
(『ワークエンゲージメントする』と言います)
『生きがい』は、
以前ブログで書きましたが、
※好きな事
※できる事
※求められる事
※お金も得られる事
の4つが必要です。
あなたは
パートナーとの暮らしや
親の介護に『生きがい』を感じ
ワークエンゲージメント
できるでしょうか?
学ぶ事はたくさんある
さて、
子育てを終わったママさん
子育て真っ最中のママさん
ワーキングママさん
あなたは、
今『子供は生きがい』と
感じていらのでしょうか?
その『子育ての目標』を
どこに置いているのでしようか?
そして、
あなたの『子育て』後の
『生きがい』はなんでしょうか?
『あんな大人になりたい』
と思われるような
ワークエンゲージメントできる
あなたの『生きがい』は
なんになるのでしようか?
人生で1番忙しいと言われる
『子育て』中にも
自分の人生のために、
学べる事やできる事は、
とてもたくさんあります。
『生きがい』を見つけるために
世の中をより詳しく知ったり、
自分の特性や持っているリソースを知ったり、
自分の人生の目的はなんなのかを見つけたり
自分を成長させる学びは
とてもたくさんあります。
参考までに、私の場合、
仕事を辞めて子育てに集中していた30代は、
新聞を隅から隅まで読んだり
図書館に読みたい本をリクエストして
新刊を読みまくったり
BSテレビで海外の時事ニュースを観たり
世の中を一生懸命学んでいました。
子供への最高のプレゼント
そして、
何より大切なのは、
『自分を成長させるために学ぶあなたの姿』を
あなたの子供がしっかり見る事で、
人生で何が大切かを学んでいる事なんです。
『子育て』中でも
『子育て』が終わった後でも
あなたが自分の人生を
『生きがい』を持って
生き生きとして生きる事は、
まずは、あなたのために大切です。
そして、
さらにその背中を見せる事が
人生をかけた親からの
子供への最高のプレゼント
になるんだと私は思います。
good luckお母さん❣️
今日はそんなお話でした。
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近況
今日は愛知県はとっても良いお天気です。
25年使った子供部屋のエアコンが
2つ同時に壊れたので
取り替え工事の人が来てくれています。
工事をしてる隣の部屋で、
私は明日の大学院の予習です。
金子先生の『管理会計』『財務分析』を
読んで目からウロコが
ぼろぼろ落ち続けています。笑笑
ではまた、
ジュンコ田中でした。
お知らせ
私のこのブログを読んでくれている、
あなたが使えるリソース
(自分が持っている経験など)は、
カサンドラ症候群だった事でないでしょうか?
自分のできる『生きがい』のひとつに、
その経験を活かしてみませんか?
まだ今現在も、
カサンドラ症候群であっても、
他の悩んでいる人を助けたい
という思いがあるのであれば、
『カサンドラ脱却セミナー講師』になって、
お茶会や入門セミナーをしたり、
他の講師のアシスタントをしたり、
ラポール・ラボの活動の
お手伝いをしてみる事が
カサンドラ脱却を早めます。
内容は毎回ブラッシュアップしていますが、
今回で4期目の募集です。
名古屋での対面開催の募集になります。
講師としてセミナーを開催しながら、
同じ気持ちの人達と繋がる事で、
カサンドラを脱却した『生きがい』を
見つける足掛かりになるはずです。
詳しくは、こちらをご覧ください。
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