






この振り袖は娘達の為に
仕立てたものですが、
それぞれの成人式や卒業式と
次女が長女の結婚式で
5回着てくれました。
着物のルールで
振り袖を着られる機会は
本来ならこれでおしまいで、
もう誰にも着られることが
ないはずでした。。
まさか、
自分が着るなんて
思ってもみなかったのです
どうしてこうなったかと言うと、、
先日代官山で母の日ランチをした時に
娘達が私とダーリンの還暦祝いを
してくれるという事になり
『赤いチャンチャンコや
赤い着物を着て記念撮影をする』
という提案をされたのです。
でも、赤いちゃんちゃんこって
あまりイメージが良くなかったので
私がそれに強く抵抗したのです。
そこで娘達に
『どんな着物が好きなの?』と聞かれ
『そりゃあ、あなた達に作ったあの振り袖が
最高に素敵!って、私は思っているわ』
と答えたのです。
そしたら娘達はピーン💡と
『娘達に仕立てた振り袖を
3倍成人式として母親が着る』
というアイデアを
思いついてしまったのです。
この記念撮影になったのです。
娘達は盛り上がっているけど
なんともレアな体験だし
この年齢の振り袖って恥ずかしいかな。。と、
私は準備にもあまり乗り気ではなかったのです。
そして、
今日衣装部屋で
娘達への思いがいっぱい詰まった
この振り袖に袖を通してみると、
その触り心地も着心地の良さも
やっぱり思った通り最高のものでした。
すると、
『あー娘達もこうやって
袖を通し幸せを感じてくれたんだな』
と娘達の気持ちが伝わってくるようで
『温かい気持ち』が込み上げできたのです。
そして、なぜか振り袖が
『良く頑張って子育てしてきたね。
長い間、お疲れ様でした』
って言いながら、
私を包んでくれるような
不思議な気持ちになったのです。
定年後には60歳からの
新しい2人の人生がスタートします。
3倍成人式としての記念撮影は
気持ちも新たになって良いものでした
全国の写真館さんも
3倍成人式キャンペーンとか
良いと思いますよー
今日も質問です。
あなたは60歳からの人生を
どんな形でスタートを切りますか?
ではまた
ジュンコ田中でした