こんにちは
トタールメンタルサポート
ラポール・ラボのジュンコ田中です
今日は個別レッスンについてお話しします。
東京の練馬区の平和台と愛知県日進市での
個別レッスン(個別相談)では
みなさんのカサンドラ状態を伺って、
一緒に解決方法を見つけたり
現状で可能なアドバイスをお伝えしています。
この個別レッスンを受けられる時に知っておいて頂きたいのは、パートナーなどと上手くやっていけるようになる(障害受容できるようになる)には11段階もステップがあるんだ、という事です。
下の表は『カサンドラ脱却茶話会&勉強会』で皆さんにお配りしている資料ですがより詳しく加筆してありますので、お手元にお持ちの方ももう一度お読みくださいね
パートナーや子供や親や周りの人が
発達障害かもと思った時・発達障害とわかった時から
この「障害受容の11段階」が始まっています。
↓
「障害受容の11段階」
① ショックと麻痺
今までおかしいと思っていた行動や
今までと全く違う態度への豹変や
様々な情報などから「まさかうちの夫が発達障害!?」とフリーズする。
何も手につかない状態。
② 否認
障害を否定することができそうな事実にばかり注目して障害を直視しない。
「すでに出ている診断」や「間違いないという確信」を「間違いだ」と思い込もうとする。
相手の「障害特性からの行動」を、なんとか自分が思う「普通」に変えさせようとムキになる。行動力がある人はいろいろなところに相談に行きまくる。
③ パニック
現実から目をそむけ続けることができなくなって、パニックに陥る。
④ 怒りと不当感
「なぜ?うちの夫が?」
「なぜ私が?」とやり場のない怒りで
どうしようもなくなる。
⑤ 敵意と恨み
夫や夫の親や家族・
この夫を選ばせた自分の親や家族
周囲の幸せそうに見える人への
敵意、恨みの感情で苦しむ。
⑥ 罪意識(自責の念)(カサンドラ状態)
周りの人にいくら言ってもあんな良い人なのにとか言われて私が悪いんだと思い悩む。
この夫を選んだのは私だし、あの頃、私は病んでいたからこの人を選んでしまったんだ。
誰のせいでもない全て私が悪いんだ。
⑦ 孤独感と抑うつ状態(カサンドラ状態)
こんな私は誰にわかってもらえない存在なんだ、自分なんか生きているに値しない。
誰の慰めや励ましも耳に入らない。
⑧ 精神的混乱と無関心状態(カサンドラ状態)
何をしたらよいのかわからない、何もしたくない。
まるで抜け殻になってしまったような空虚な気持ち。空っぽの私。
⑨ 前向きな受容へ
何かのきっかけで、発達障害という現実的な問題に積極的に向き合おうという気持ちが芽生える。本格的な回復から再生が始まる。
⑩ 新しい希望
笑いとユーモアの発見。
発達障害の特性がにじみ出た言動にかわいらしさやユーモアを感じ、
心から笑えるように。「発達凸凹ちゃんは楽しい!」と思えるようになる。
⑪ 新しい価値観の発見
凸凹があってもちゃんと人間として成長すると確信することができる。
他の発達凸凹に悩んでいる他の人を勇気づける存在になりたいなど新たな価値を見出す。
(参考:『児童精神科医が語る-響きあう心を育てたい-』(佐々木正美著/岩崎学術出版社))
あなたはどの段階でしょうか?
相手の特性でしている行動を
なんとか変えさせようと意地になっていたり
周りの奥さんは幸せそうなのにと苛立ったり
全部私が我慢するしかないのね。。とかなったり
どうしたらいいのかわからない教えて〜といろんなところに相談に行きまくったり。
いろんな段階の方が私のところにいらっしゃいます。
ほとんどが⑧段階目までの方です。
②の否認
③のパニック
④の怒りと不当感
⑤の敵意と恨み
の段階の方には
辛いけど現実を受け入れてもらうしかありません。
これはご本人の性格や状況にもよりますが
受け入れられるのが早い方もいますが、
ご自身のトラウマなどと絡みあっていると
かなり時間がかかる方もあります。
⑥の罪意識(自責の念)
⑦の孤独感と抑うつ状態
⑧の精神的混乱と無関心状態
の段階の方は
いわゆるカサンドラ状態に入ってしまいっているので
ともかく自己承認と自己肯定感をあげてもらう事に時間をかけます。
⑨の前向きな受容へ
⑩ 新しい希望
⑪ 新しい価値観の発見
の段階の方には
「何かのきっかけ」を見つける事のお手伝いをしています。
ここからは目を見張るほどにご自身の力を発揮される方もあります。
全ての段階でご自身の段階を認識して
現実問題(離婚するかなど)を乗り越えるために
ご自身のタイプをまず認識する必要はあります。
(個別レッスンと合わせて、4つのポジショニングセミナーのご受講をお勧めします)
(※ご自身に発達障害がある方は
他のタイプに人の考え方が受け入れにくく、
ご自身を客観視する事が苦手な傾向があるので、
前に進むのがゆっくりになります。)
それぞれの方の歩幅に合わせて
個別レッスンは進めていますが、
殆どの方は3回(3ヶ月)ほどの個別レッスンで
考え方のコツを得て幸せになって行かれています。
ご自身が発達障害、
もしくは発達障害の家族が複数の方は
『⑨前向きな受容』が出来る様になるまでに、
6回以上必要になる方もあります。
土日をご希望の方は
お早めにご予約をお願いします。
ではまた
ジュンコ田中でした