『4年生ですが、何か?』 | カサンドラ専門セラピーコーチング〜自分らしく生きるヒント〜

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発達障害(かも)の旦那さんといて孤独を感じていませんか?ジュンコ田中は10年間で10,000回のカサンドラ症候群の方の相談実績。カサンドラ専門セラピーコーチングで、あなたの下がり切った自己肯定感をUP!穏やかで幸せな人生を取り戻しましょう

こんにちは

あなたを笑顔にするティンカーベル

junko田中です。

 

今日はアスペルガーってどんなことで困ってるの?

 

どうやったら話が通じるの?

 

そんなお話です。

 

映画『みんなの学校』での一コマのアスペ児童せいちゃんと校長先生の会話から・・

 

 

校長先生がせいちゃんを抱えるようにして
 
校長先生「せいちゃんは何年生ですか?」(はっきりと)
 
せいちゃん「4年生ですが何か?」(早口で一本調子。ふてぶてしく)
 
校長先生『『何か』はいらない!」(きっぱりと)
 
せいちゃん「4年生ですが!」(口をついて早口で一本調子。)
 
校長先生「『が』はいらない!」(きびしく)
 
せいちゃん「4年生です」(めんどくさそうに早口で一本調子。)
 
校長先生「よろしい!」(笑顔で)
 
せいちゃん「えー!こんだけでいいの〜!」(照れたようにぐだぐだする)
 
校長先生「そうや!そんだけでええんや!」(笑顔で褒める)
 

 

 

たった「4年生です」と言わせるだけの事ですが結構面倒なやりとりをしています。

 

「ですが、何か?」

 

を付けると「他の人がどんな感じがするか?」とかは説明したとしても「記憶」はできても「理解」はできません。

 

そして、決して親がそんな口の利き方をしているから真似をしているわけではないんです。

 

自然に出るそのアスペルガーらしい言葉使いを「人が不快に思わない喋り方」にひとつずつ変えて覚えさせていくしかないんです。

 

英語を覚えるのと同じです。

 

アスペルガーの子供の療育は「寛容な心」と相手の反応に「くじけない根気強さ」が必要です。

 

 

 

 

私は25歳になったアスペ娘ともこんな会話のやり取りは、未だに日常茶飯事です。

 

最高IQは130以上あるのでもっと知的に攻撃してきます。

 

 

揚げ足は取るし、理屈はこねるし、

かと思えばさっき言ったことを忘れるし・・

腹も立ちます・・

反抗期の子供のようなもの。

 

 

 

でも、私は「親」で娘は「子供」という関係なので、

今までの療育の経緯もあり25歳の大人でも、会話の「齟齬」をなんとか訂正して関係を構築していけます。

でも、第三者の次女がいないと、お互い分かりあえず辟易して疲弊してしまう時もあります。

アスペの対応は家庭内で1対1ではお互いに疲れてしまいます。

 

これが大人の男性の旦那さんだったりすると、もっと大変で「コツ」が必要になります。

 

それはまた別の機会に・・

 

 

 

 

 

現在、アスペ娘が一流企業に一般入社し、正社員として働いていけるためのサポートは、母の私・妹の次女・病院の先生・発達障害者支援センターの心理士の先生の4人です。

 

11/12(土)の東京ウイメンズプラザフォーラムでの講演会では、旦那さんはアスペルガーの「さくら」の話とともに、そのアスペ娘のサポートをしてくださっている千葉県発達障害支援センターのベテラン相談員の臨床心理士の神田一起先生がゲスト講師として来ていただける事になりました。

お申し込みはこちらから

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(託児は先着順ですのでお早めにお申し込みください)

 

 

質疑応答のお時間もあります。

18時からですので、東京の青山のお買い物などのお帰りにお寄りください。