今日のお話は福音館書店の絵本「のろまなローラー」のお話です。
あらすじは・・・
ごろごろと重いくるまをころがして、のろのろと進んでいくローラーを、トラックや乗用車がばかにしながら追い越していきます。
ところが、山のでこぼこ道で、車たちは次々とパンクしてしまい立ち往生。
そこに後からやってきたローラーが、でこぼこ道を平らにしていきます。
車たちはローラーに感謝しながら、また追い越していきます。
こんなお話です。
人間に当てはめると・・
人にはプラススキル(得意な分野の能力)や、マイナススキル(能力的に不得意な物)があるもの。
目立ったプラススキルがある人も、他の人のマイナススキルを馬鹿にしちゃあいけないよ。
その人のプラススキルに助けてもらっているかもしれないんだよ。
マイナススキルがある人も、いつかは必ず自分のプラススキルがみんなの役に立っている事をわかってもらえるよ。
という素敵なメッセージですよね。
ウチの話ですが・・・
娘はこのお話が大好きで
『私はのろまなローラーなの🎵』とお友達に嬉しそうに言っていました。
その頃はまだ診断されていませんでしたが、娘は軽度の発達凸凹で動作性が低く、のろまなローラーに共感したのだと思います。
ある日それを聞いていたよそのお母さんに「自分の事を『のろま』なんて言わせたらかわいそうよ」と言われてしまいました。。
確かに『のろま』というのは、マイナスイメージの言葉です。
娘は自分の事を『のろま』と卑下してマイナス思考になってしまっているのかも・・・
『のんびりローラー』とか『ゆったりローラー』とか言わせた方がいいのだろうか?・・
でも、『のろまなローラー』は『のろまなローラー』が名前なのであってぴったりな名前だし、などなどいろいろ考えました・・(^^;;
結局そのまま過ごしましたが、大人になった娘に聞くと
「今はわかるけどね、その頃『のろま』という言葉にマイナスイメージなんてなかったよ~」
と言われハッとしました。
私達は無意識に言葉までプラスとマイナスに分けてしまっているって気付かされました。
人に対してもそんな気持ちを持ってしまっているのかもしれないと・・・
発達凸凹の偏見のない世界が少し羨ましく思えました。
でも、私ものんびり屋ですが、やっぱり『のろま』って言われるよりも『ゆったりしてる』って言われた方が嬉しいです~(≧∇≦)
あなたを笑顔にするお手伝いをします。
の
ラポール・ラボ junko 田中 でした。
