主人公は個性的なウエズレー。同級生が好きなことに興味が持てない、ゆえに友達が出来ない。そんな彼の逆転劇とは!
逆転なんて書きましたが、友達関係に勝ち負けなんてない。ちょっとしたきっかけと、共感、そしてリスペクト。誰にだって得意なこと、不得意なことがある。何に興味を持つかも、いつ興味を持つかもその人の自由。縛られることはない、ハズ。でも、実際は違う。子どもたちの世界は厳しい。異端者は徹底的に外される。子どもも辛いけど、見守る親も辛い。
だけど、大丈夫。
絶対に大丈夫。
自分の好きなことを続けていっていい。誰に認められなくてもいい。好きなことに共感してくれる誰かにいつかきっと出会えるはず。
この絵本を読んだだけで心が晴れるとは言わないけど、色彩感覚がいいです。鮮やかさが明るい気持ちにさせてくれます。
