映画『ピアノ・レッスン』の曲、“楽しみを希う心”という曲をいつか弾いてみたいと思っています。
希うはこいねがう、と読みます。
マイケル・ナイマンという人が作曲した曲です。
それから、ディズニー映画『美女と野獣』から“ビューティー&ビースト”。昔から好きな曲です。
生まれ変わったらという言い方、表現が私は好きではないのですが、もし、生まれ変わる必要があるというなら、ピアノを生まれたときから弾ける環境の家に生まれたい。ピアノの先生の家だったり、作曲家の家だったり。
「ピアノを習いたい」勇気を出して父に私が話したのは6歳のとき。
「身分不相応」と一蹴した父。意味がわからなかったけれど、ピアノは駄目なのだと悟った瞬間。
ピアノへの夢がついえた、あの瞬間を私は今でも忘れることができません。
家にアップライトピアノがあって、レッスンに通える今。
幸せなのだけれど、やはりどこか心に寂しさもあって。
時間が許す限り、私はこれからの時間をピアノといっしょに生きていきたいなと思うのです。